また、確かに海藻嫌いな人も多くいると思いますが、野菜に含まれるミネラル分は、100年間で4分の1に低下したとの研究結果もあります。
(詳しく知りたい方はコチラから)※新しい窓で開きます
からだに必要なミネラルのためにも、ぜひ超低分子フコイダンをおすすめいたします。
フコイダンは、化学的に合成された医薬品(クスリ)とはまったく違います。
原料となっているのは、
「まったく汚染のない大自然の中の大自然と言われ、100年前の自然環境が今なお残る南太平洋の宝石 トンガ王国」の純天然モズクで、100%自然食品です。
ふだん食卓にあがるモズク酢を食べているのと同じです。
モズク酢を食べたら、体調が悪くなったという話は聞いたことがないのですが???
あなたは聞いたことがありますか?
つまり、医薬品などでよく騒がれる副作用など、身体に害がある心配はまったくありません。
また、フコイダンは食物繊維の一種であり、その生理活動から、腸を刺激することにより考えらる体内活動が現れるため、大量にのみ過ぎた場合は、一時的に軟便や下痢症状が出ることがあるようです。
それもしばらくすれば改善されます。
鍋料理で野菜をたくさん食べたときみたいに健康的で良いですね。
便通が良くなるという報告を多くの方から聞いております。
また、 中国製のダイエット食品の一部で肝機能障害を起こすことが問題になりましたが、超低分子フコイダンは、日本国内のメーカーで最新技術を使いつくられたものです。
原料を吟味して、すべての工程で安全性を確認して製造していますので、安心して飲むことができます。
超低分子フコイダンは、純天然のモズクからつくられているものです。
つまり、食事でモズクを食べるのと同じことなのです。他の健康食品や抗ガン剤などの医薬品などと一緒に飲んでも全く心配はいりません。
もし心配でしたら、主治医の先生にきちんと説明されてから飲むようにされてはいかがでしょうか。
また、抗ガン剤にはどうしても、免疫力の低下だけでなく吐き気や頭痛、抜け毛、下痢、冷え、内蔵へのダメージなど多数の副作用が問題になっています。
そのような、症状が軽減したと、数多くの愛飲者の体験談により報告されています。
安心してお飲みいただけると自信を持ております。
アポトーシスとは、もともとは分子生物学から解明されてきた言葉で、「遺伝子に組み込まれた〝細胞の消滅プログラム″(新陳代謝)」の意味です。
一般的には「プログラム細胞死」とか「細胞自殺」「細胞の自己崩壊」などとも呼ばれています。
オタマジャクシがカエルになるときに、しっぽが消えてなくなるのはだれでもご存じです。
これは身体が変型していくのではなく、不要になった細胞があらかじめ決められた約束の寿命に従って自ら壊れて死んでいくためで、しっぽがだんだんなくなっているように見えるのだけなのです。
このようにアポトーシスとは、その生物が生きていくために必要な約束された行為。つまり、遺伝子のプログラムなのです。
私たち人間の体内では、毎日、古くなった細胞がアポトーシスを起こし、新しい細胞と入れ替わる新陳代謝が行われています。
約60兆個の細胞が集まって構成されている人間の身体は、およそ200日ですべての細胞が入れ替わるといわれています。
つまり、3か月毎に身体の細胞が新品になっているようなものです。
この60兆個の細胞一つひとつにあらかじめ寿命が決まっているのです。これらの細胞は、一定期間活動すれば、やがて新しい細胞へと生まれ変わっていくようにプログラムされています。
アポトーシスのメカニズムは、まず役目を終えた細胞の表面から合図が出され、寿命として自己崩壊スイッチが押されます。
スイッチが押された細胞は遺伝子のらせんを切断し、核がバラバラに断片化して、やがて消滅していきます。
私たちのからだの中では毎日アポトーシスが起きています。多くの場合、それは老化が原因で不必要になった細胞をからだから取り除くための自然現象なのです。
血液をつくる組織もアポトーシスは起きています。
毎日一定の数の血液細胞がつくられていますが、余分につくられた赤芽球や、好中球などの白血球細胞は、アポトーシスによって自然に淘汰されているのです。
いわゆる新陳代謝をくり返すことで、私たちは生きているのです。
細胞の死に方には、アポトーシスとネクローシスと呼ぶ2つがあります。
ネクローシスとは、
やけどや細菌感染などの身体の外部から受けたダメージによって細胞が傷ついた末に死んでいくもので、病的な細胞の死や壊死がこれにあたります。
外因的ダメージによって迎えた細胞の死といえるでしょう。そのため、傷を負った部分はひどい状態になり、周囲に発熱や炎症をおこします。
ネクローシスを起こした細胞を顕微鏡で見ると、細胞が溶けて周囲に炎症を引き起こしていることがわかります。
ところがアポトーシスでは、
細胞の核が小さくなり、細胞が縮んで最後はバラバラになります。やがてマクロファージと呼ばれる食細胞に飲み込まれて処理されていくのです。
このため、アポトーシスでは、周囲の細胞組織に発熱や炎症などといったダメージを与えることがなく、生命の自然のいとなみの中で静かに消滅するのです。
アポトーシスとは
「アポ(離れて)+ トーシス(落ちる)」という意味の造語だそうです。
「壊死(ネクローシス)」という細胞死を見てみますと、細胞質のミトコンドリア等の細胞小器官は膨張し、細胞全体が膨化、細胞融解に至りますが、核は比較的保たれています。
これに対して「アポトーシス」という細胞死は、核や細胞質が凝縮し、細胞全体が縮小して細胞死に至ります。特に核とDNAが断片化するのが特徴です。
アポトーシスがおこると、その細胞はアポトーシス小体と呼ばれる断片となり、マクロファージ等に速やかに貪食されてしまいます。
アポトーシスは人間の正常な体細胞でも日常的に見られる現象で、アポトーシスによる細胞死が起こる数だけ細胞増殖が起こっていると考えられています。
専門家の中では、あたかもプログラムされたかのように細胞死を迎えることから、アポトーシスは別名「プログラム細胞死」とか「細胞自殺」「細胞の自己崩壊」などとも呼ばれています。
一方、ネクローシスは「細胞他殺」と言えるかもしれません。
オタマジャクシがカエルになるときに尾がとれるのもアポトーシスによる変化です。
福岡市 シーマーケットクリニック
朱雀公道(すじゃくこうどう)医学博士
の説明を引用しています
超低分子フコイダンは、医薬品ではありません。
効果的にフコイダンや栄養素を吸収するのは、やはり液体の方が優れているのです。
モズクやコンプ、ワカメ、メカブなどの海藻類には、独特のネバネバ成分があります。このネバネバ成分のなかに含まれているのが「フコイダン」という物質です。
なかでも、モズクには「フコイダン」の含有量が、他の海藻類に比べてたいへん多いことがわかっています。
フコイダンとは、水溶性食物繊維の一種で、化学的な成分は、フコース、キシロース、ガラクトースなどの糖類および、ウロン酸、硫酸で組成されております。
フコースに、強いマイナス電荷をおびた硫酸基が結合してできた硫酸化多糖類(硫酸化フコース)の総称です。
硫酸化フコース(フコイダン)の分子の大きさは(分子量)、3万~20万ダルトンと巨大な高分子です。(分子量についての説明)
多糖類とききますと、アガリクスで有名な「ベーターD-グルカン」がありますが、まったく性質の異なる成分となります。
1996年に日本がん学会で、「異常細胞をアポトーシス誘導し自己崩壊させ自滅に導くはたらきがある」と発表され一大センセーションを巻き起こしました。
そのときの論文はコチラからご覧下さい。
その後、多数の科学者の検証実験により、実際に、異常細胞のアポトーシスが追認されております。
有名な、アポトーシス(がん細胞の自己崩壊)作用の発見および確認については、
農林水産省及び大蔵省の特別認可法人である生物系特定産業技術研究推進機構及び、青森県などの出資により、平成3年に設立された公的機関「糖鎖工学研究所」により1996年に発表されております
近年「フコイダン」には、さまざまな「生理活性機能」があることがわかり、生活習慣により表れた症状などに対して有効な側面があることが明らかになりつつあります。
テレビや雑誌、新聞などで取り上げられるようになり、注目を集めるようになってきました。ご存知のかたも増えており、
最近では、フコイダンは、代替療法の最高峰と呼ぶ方もいらっしゃるようです。
また、フコイダンには9種類の必須アミノ酸をはじめミネラル分が豊富に含まれています。
食生活の偏りが、現代人の病気の原因と指摘されていますし栄養学的に見ても、「フコイダ
ン」を摂取することで、偏った食事からは摂取できない貴重な栄養素を補うことができるのです。
生のモズクからどれだけの「フコイダン」がとれると思いますか?
1キロのモズクからとれる「フコイダン」は、その1000分の1の、わずか1グラムといわれています。そのため、とても希少価値が高いものなのです。
脳腫瘍抗がん剤治療
フコイダンをどのくらい食べると良いのですか?と言われると???
動物実験や様々な研究者の研究データー、ドクターの臨床結果をまとめた結果、
脳腫瘍抗がん剤治療
健康を目標とするのに必要な量は1日に3~6グラム程度になるようです。
つまり、フコイダンをモズクで摂取しようとすると、
脳腫瘍抗がん剤治療
1日にモズクを3~6キロ(スーパーなどで売られているモズクを1パック100グラムとすると30パック以上)食べなければなりません。
これだけの量を毎日食べ続けるのは、どんなにモズクが好きな人でも無理ですよね。
脳腫瘍抗がん剤治療
それどころか栄養バランスが偏ったり、塩分の摂り過ぎが心配になってきます。というか塩分の取りすぎが一番まずい気がします。
脳腫瘍抗がん剤治療
超低分子フコイダンは、モズクを主原料に有効成分だけを生きたまま抽出した液体製品です。
脳腫瘍抗がん剤治療
粉末タイプ、カプセルタイプなどいろいろありますが、
自然の状態に一番近く、フコイダンの成分が生きている液体タイプの超低分子フコイダン
脳腫瘍抗がん剤治療
は、やはり多少海藻のにおいや味が残っています。
飲み心地は、特有な粘性をもっていますが、飲みにくいわけではありません。
脳腫瘍抗がん剤治療
できましたら、フレッシュな果物ジュースや野菜ジュース、黒酢などを加えベータカロチンや植物性栄養素などと一緒に摂取されることをおすすめします。
2010年10月28日木曜日
2010年10月14日木曜日
脳腫瘍ガンマナイフ
の関与が発がんや増殖、転移に関係していることも知られており、経口のホルモン薬も長期にわたって服用すると発がんのリスクを上げるといわれています。しかし、近年の日本における乳がんの急増は、これだけでは説明しきれません。未知の要因が多く関係しているものと思われます。
症状の現れ方
乳がんの症状は、90%以上は痛みを伴わない乳房腫瘤(にゅうぼうしゅりゅう)です。患者さんは自分で腫瘤を触れることができます。また一部の乳がんでは乳頭からの分泌物を症状とすることがあります。乳がんによる乳頭分泌物は血液が混じったものが多い傾向にあります。その他、乳頭や乳輪の湿疹様のただれを症状とするものもあります。
骨や肺に転移して手術不能の状態になって初めて病院を受診する例もあります。症状があった場合に、専門医の診察を受けるかどうかで患者さんの運命は大きく変わります。健診によって発見される無症状の乳がんは数%以内です。
検査と診断
乳がんの診断は視触診が基本です。しかし、これらの理学的診察法は担当医の経験や患者さんの体型により、大いに精度が左右されます。そのための補助的画像診断としては乳房X線撮影(マンモグラフィ)、超音波検査を行います(図3)。X線撮影で腫瘍の陰影や石灰化など典型的な所見があれば、乳がんが強く疑われます。超音波検査では、特徴のある不整形の腫瘤像が認められればても、良性のものもあります。しこりの性状だけでがんと判断することはできません。しこりがあったら、しかるべき医療機関で精密検査をうける必要があります。
皮膚のひきつれ
鏡でみて、ひきつれや、反対側の乳房と違う変形があったときも、乳がんの可能性があります。多くの場合ひきつれの下にしこりがあります。なかには、しこりは小さくてさわれず、ひきつれだけで発見されることもあります。
乳頭の陥凹(かんおう)
乳頭の近くにがんがあると、乳頭が陥凹することがあります。陥凹とは引っ込むことです。乳管拡張症などでも同じような症状があるので、精密検査が必要です。
乳頭のびらん
乳頭のびらんを起こす特殊な乳がんがあります。びらんとは、皮膚や粘膜の上層の細胞がはがれ落ち、内層が露出している状態になること。ただれです。特にかゆみがないときには、この病気疑って精密検査が必要です。
皮膚のむくみ
片方の乳房、あるいはその一部だけにむくみや、痛みを伴い発赤が見られるときは、かなり進行した乳がんの可能性があります。良性の可能性もありますので、むやみに悲観しないで、検査を受ける必要があります。
乳がん 早わかり(2)
乳がん 石灰化
乳房内にできたカルシウムの沈着物を、乳房内石灰化と呼びます。腫瘤を触れずに、マンモグラフィ検査の石灰化のみで、発見される早期乳がんが増えています。
乳がん 治療
乳がんの治療方法には、外科療法、放射線療法、ホルモン療法、化学療法、分子標的療法があります。
乳がん 検診 マンモグラフィ
マンモグラフィー(乳房X線診断)は、触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。乳がんの定期検診として、50才以上の女性は、年1回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。
乳がん マンモグラフィ
マンモグラフィー(乳房X線診断)は、触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。乳がんの定期検診として、50才以上の女性は、年1回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。
乳がん 手術
乳がんの手術は、乳房にできたがんを切除するためにおこないます.がん組織を含めた周りの正常組織を同時に切除しますが、切除される正常組織の範囲は乳がんの病期により異なります.一般的には、早い時期に見つかった乳がんほど狭い範囲の正常組織を切除するだけで済みます。
乳がん 検診
乳がんは視診と触診で、ほぼ診断できるがんです。さらに確定するために、画像検査や細胞検査がおこなわれます。画像検査には、超音波検査とマンモグラフィ検査があります。特にマンモグラフィ検査は有効です。マンモグラフィ検査は、プラスチックの板で乳房を上下、左右からはさんで、X線撮影する方法です。ごく小さながんや、しこりになる前のがんも発見できます。細胞検査は、乳房に針をさして組織を採取して検査します。しこりがないときは、乳管造影検査がおこなわれることもあります。さらに、乳がんは転移しやすいがんです。骨シンチグラフィやCT検査で全身を調べる必要があります。
乳がん 早わかり(3)
乳がん 抗がん剤
抗がん剤を用いた化学療法は、がん細胞を死滅させる効果がある治療法です。手術のあと、術後薬物療法として、画像では確認できないような体内に残っているがん細胞を殺し、再発を防ぐためにおこなわれます。
乳がん 症状 痛み
乳がんの場合、一般には痛みの症状は見られません。ただし、痛みがあるから乳がんではないという自己判断は禁物です。
乳がん しこり
乳がんが5mm~1cmくらいの大きさになると、自分で触れて気が付くしこりになります。定期的な自己検診による早期発見に努めるようにします。乳房に、しこりがあるからといって、すべてが乳がんであるというわけではありません。
乳がん 再発
乳がんを手術した場所や、その近くだけに再発した場合には、その部分だけを手術で切除したり、放射線治療をする事もあります。遠隔転移や再発が認められた場合には、通常ホルモン療法や化学療法を行い、全身に散らばったがん細胞が増えるのを抑える必要があります。
乳がん 治療
乳がんはリンパ節の転移が早くからみられます。また、血行性なので、遠い臓器にまで転移しやすいという特徴があります。そして、転移がすすむほど
治療成績は悪くなります。乳がん全体の手術後の10年生存率は、60~70%です。乳がんのもっとも確実な治療方法は手術になり血液からの転移肺、骨肝臓 脳などは血行性の転移です。
リンパからの転移脇の下や鎖骨の上のリンパ節に転移します。
病状は、転移した部位により異なる
肺や肝臓に転移した場合、痛みなどの症状がでてくる事はまれです。定期健診や、画像診断で見つかることが、多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。
骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。
卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。
卵巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。
卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。
3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。
手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。
卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。
卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。
見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。
卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。
早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。
こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。
転移のルート
卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受けることがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないⅣ期などの進行例や再発例に対して延命を期待して行われます。
放射線治療
放射線治療は、いずれかのがんに対しても行われます。とくに子宮頸がんの大部分を占める扁平上皮がんには放射線が良く効きます。その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。
しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。
子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。
転移のルート
がんが子宮体部にとどまっているのがI期、
子宮頸部に浸潤しているのがII期、
子宮外に浸潤しているのがIII期で、IV期は膀胱?直腸に浸潤しているか、肺?肝臓?骨などに遠隔転移がみられる段階です。
がんの進行にともなう症状
がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性?血性?膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下
腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。
移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加しています。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。
乳がんのハイ?リスクグループ
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
もともと欧米に多かった乳がんが日本で増えているのは、女性の社会進出などのライフスタイルや食生活の欧米化が、大きく影響しているからだと考えられます。また、血のつながった家族や親戚に乳がんにかかった人がいる場合も要注意といわれています。ただし、本当の意味での遺伝性の乳がん(乳がんにかかりやすい特定の遺伝子が親から子へ引き継がれる)はごくわずかで、多くは、体質や食生活などが似ている影響かと思われます。
いずれにせよ、乳がんの家族や親戚に乳がんの人が多い場合は、特に若いうちから自分の乳房に注意して、乳がん検診も積極的にうけておいた方が良いでしょう。
乳腺の解剖と乳がんの発育
乳腺は図1のように、小葉という主にミルクを作る組織と、乳管というミルクを乳頭まで運ぶ管とから成り立っており、小葉と乳管は腺葉というちょうどブドウの房のような単位を作って一つの腺葉から1本の主乳管が乳頭に開口しています。このような腺葉が15~20個集まって一つの乳腺となっており、前からみるとひとつひとつの腺葉は乳頭を中心とした扇状に分布しています。
ほとんどの乳がんは乳管の壁から発生し、乳管の中を広がる「乳管内進展」と、乳管の壁を破って乳管の外に広がる「浸潤」という、2パターンの発育をします。乳管内進展は腺葉に沿って進むので、扇形に広がることが多くなります。
浸潤の部分は腫瘤として触れやすいのですが、乳管内の部分は触診では全く触れない(非触知)かぼんやり硬くふれるだけのことが多く、マンモグラフィや超音波などの画像検査が重要となります 。
乳がんの種類
乳がんは、非浸潤がん、浸潤がん、パジェット病の大きく3つに分けられますが、普通のしこりを触れる乳がんのほとんどは浸潤がん(前述の「浸潤」が一部にでもあるがん)で、硬がん、乳頭腺管がん、充実腺管がんなどの一般的ながんと、粘液がんなどの特殊型とがあります。
非浸潤がんは、前述の「乳管内」の部分のみから成り立っているがんで、しこりを触れない段階で乳頭分泌や画像検査で見つかったがんが多く含まれます。非浸潤がんは転移をおこさないごく早期のがんですが、日本ではとても少なく、1997年の全国統計で5%程度、癌研ではかなり多い方ですが2000年で13%です。マンモグラフィでの検診が進んだ欧米ではこの非浸潤がんが20数%をしめており、このようなごく早期の発見が増えることをめざしています。
パジェット病は、乳頭のびらんでみつかり多くはしこりを触れない早期のがんで、全乳がんの1%未満の稀なものです。
Chapter.2: 乳がんの進行度と生存率
乳がんの進行度(病期分類)
乳がんの進行度は主に腫瘤の大きさとリンパ節転移の有無で0~4期に分けられます。0期と1期が「早期乳がん」と呼ばれますが、0期は100%、1期なら90%の生存率が期待でき、早期発見がきわめて重要と言えましょう。
[2000年からの新しい病期分類]
期 リンパ節転移が進んでいる場合、しこりが5cmをこえてリンパ節転移もある場合、しこりが皮膚や胸壁に及ぶ場合、炎症性乳がん(乳房全体が赤くなる、特殊な乳がん)、などが含まれる(さらに細かく、とに分かれる)
期 鎖骨の上のリンパ節に転移があるか、他の臓器(肺、骨、肝臓などが多い)に転移がある
進行度の変還
表1は、10年ごとにみた、癌研での乳がん手術時の触診径(しこりの大きさで表す)別の変遷を示します。
早期発見のめやすとなるT0(しこりを触れない)、T1(しこりが2cm以下)例は、残念ながら60
脳腫瘍ガンマナイフ
年代以降ほとんど増加しておらず、が多いのが分かります。
手術後、組織検査によって診断されたリンパ節転移(n)別の年代別変遷を表2に示します。転
脳腫瘍ガンマナイフ
移のなかったn0例は、70年90年とわずかに増えてはいるものの、大きな変化はみられません。
脳腫瘍ガンマナイフ
このように、情報のな東京にある癌研病院でも、乳がんの早期発見があまり増えているとはいえないのが現状で、日本の女性の乳がんに対する意識はまだまだ足りないと感じられま
脳腫瘍ガンマナイフ
す。
乳がんの生存率
脳腫瘍ガンマナイフ
次に乳がん手術後の生存曲線をみましょう(表3)。年代毎に生存率は向上しているのがよく分かり、90年代では、乳がん全体の5年、10年生存率はそれぞれ、にも達しています。
脳腫瘍ガンマナイフ
これをT別にみたものが表4です。がんが大きくなるにつれて生存率が低下し、T4(皮膚が変化したり胸壁に固定しているしこり)は成績が不良です。
脳腫瘍ガンマナイフ
リンパ節転移別の生存曲線でも、転移が増加するに従って歴然と生存率が低下します。
以上見てきたように、乳がんはしこりが小さい(またはしこりを触れない)うちに発見して手
脳腫瘍ガンマナイフ
術をうけ、リンパ節転移がない、あってもできるだけ少数であることが望まれるのです。 乳がんの診断
症状の現れ方
乳がんの症状は、90%以上は痛みを伴わない乳房腫瘤(にゅうぼうしゅりゅう)です。患者さんは自分で腫瘤を触れることができます。また一部の乳がんでは乳頭からの分泌物を症状とすることがあります。乳がんによる乳頭分泌物は血液が混じったものが多い傾向にあります。その他、乳頭や乳輪の湿疹様のただれを症状とするものもあります。
骨や肺に転移して手術不能の状態になって初めて病院を受診する例もあります。症状があった場合に、専門医の診察を受けるかどうかで患者さんの運命は大きく変わります。健診によって発見される無症状の乳がんは数%以内です。
検査と診断
乳がんの診断は視触診が基本です。しかし、これらの理学的診察法は担当医の経験や患者さんの体型により、大いに精度が左右されます。そのための補助的画像診断としては乳房X線撮影(マンモグラフィ)、超音波検査を行います(図3)。X線撮影で腫瘍の陰影や石灰化など典型的な所見があれば、乳がんが強く疑われます。超音波検査では、特徴のある不整形の腫瘤像が認められればても、良性のものもあります。しこりの性状だけでがんと判断することはできません。しこりがあったら、しかるべき医療機関で精密検査をうける必要があります。
皮膚のひきつれ
鏡でみて、ひきつれや、反対側の乳房と違う変形があったときも、乳がんの可能性があります。多くの場合ひきつれの下にしこりがあります。なかには、しこりは小さくてさわれず、ひきつれだけで発見されることもあります。
乳頭の陥凹(かんおう)
乳頭の近くにがんがあると、乳頭が陥凹することがあります。陥凹とは引っ込むことです。乳管拡張症などでも同じような症状があるので、精密検査が必要です。
乳頭のびらん
乳頭のびらんを起こす特殊な乳がんがあります。びらんとは、皮膚や粘膜の上層の細胞がはがれ落ち、内層が露出している状態になること。ただれです。特にかゆみがないときには、この病気疑って精密検査が必要です。
皮膚のむくみ
片方の乳房、あるいはその一部だけにむくみや、痛みを伴い発赤が見られるときは、かなり進行した乳がんの可能性があります。良性の可能性もありますので、むやみに悲観しないで、検査を受ける必要があります。
乳がん 早わかり(2)
乳がん 石灰化
乳房内にできたカルシウムの沈着物を、乳房内石灰化と呼びます。腫瘤を触れずに、マンモグラフィ検査の石灰化のみで、発見される早期乳がんが増えています。
乳がん 治療
乳がんの治療方法には、外科療法、放射線療法、ホルモン療法、化学療法、分子標的療法があります。
乳がん 検診 マンモグラフィ
マンモグラフィー(乳房X線診断)は、触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。乳がんの定期検診として、50才以上の女性は、年1回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。
乳がん マンモグラフィ
マンモグラフィー(乳房X線診断)は、触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。乳がんの定期検診として、50才以上の女性は、年1回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。
乳がん 手術
乳がんの手術は、乳房にできたがんを切除するためにおこないます.がん組織を含めた周りの正常組織を同時に切除しますが、切除される正常組織の範囲は乳がんの病期により異なります.一般的には、早い時期に見つかった乳がんほど狭い範囲の正常組織を切除するだけで済みます。
乳がん 検診
乳がんは視診と触診で、ほぼ診断できるがんです。さらに確定するために、画像検査や細胞検査がおこなわれます。画像検査には、超音波検査とマンモグラフィ検査があります。特にマンモグラフィ検査は有効です。マンモグラフィ検査は、プラスチックの板で乳房を上下、左右からはさんで、X線撮影する方法です。ごく小さながんや、しこりになる前のがんも発見できます。細胞検査は、乳房に針をさして組織を採取して検査します。しこりがないときは、乳管造影検査がおこなわれることもあります。さらに、乳がんは転移しやすいがんです。骨シンチグラフィやCT検査で全身を調べる必要があります。
乳がん 早わかり(3)
乳がん 抗がん剤
抗がん剤を用いた化学療法は、がん細胞を死滅させる効果がある治療法です。手術のあと、術後薬物療法として、画像では確認できないような体内に残っているがん細胞を殺し、再発を防ぐためにおこなわれます。
乳がん 症状 痛み
乳がんの場合、一般には痛みの症状は見られません。ただし、痛みがあるから乳がんではないという自己判断は禁物です。
乳がん しこり
乳がんが5mm~1cmくらいの大きさになると、自分で触れて気が付くしこりになります。定期的な自己検診による早期発見に努めるようにします。乳房に、しこりがあるからといって、すべてが乳がんであるというわけではありません。
乳がん 再発
乳がんを手術した場所や、その近くだけに再発した場合には、その部分だけを手術で切除したり、放射線治療をする事もあります。遠隔転移や再発が認められた場合には、通常ホルモン療法や化学療法を行い、全身に散らばったがん細胞が増えるのを抑える必要があります。
乳がん 治療
乳がんはリンパ節の転移が早くからみられます。また、血行性なので、遠い臓器にまで転移しやすいという特徴があります。そして、転移がすすむほど
治療成績は悪くなります。乳がん全体の手術後の10年生存率は、60~70%です。乳がんのもっとも確実な治療方法は手術になり血液からの転移肺、骨肝臓 脳などは血行性の転移です。
リンパからの転移脇の下や鎖骨の上のリンパ節に転移します。
病状は、転移した部位により異なる
肺や肝臓に転移した場合、痛みなどの症状がでてくる事はまれです。定期健診や、画像診断で見つかることが、多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。
骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。
卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。
卵巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。
卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。
3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。
手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。
卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。
卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。
見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。
卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。
早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。
こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。
転移のルート
卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受けることがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないⅣ期などの進行例や再発例に対して延命を期待して行われます。
放射線治療
放射線治療は、いずれかのがんに対しても行われます。とくに子宮頸がんの大部分を占める扁平上皮がんには放射線が良く効きます。その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。
しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。
子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。
転移のルート
がんが子宮体部にとどまっているのがI期、
子宮頸部に浸潤しているのがII期、
子宮外に浸潤しているのがIII期で、IV期は膀胱?直腸に浸潤しているか、肺?肝臓?骨などに遠隔転移がみられる段階です。
がんの進行にともなう症状
がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性?血性?膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下
腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。
移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加しています。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。
乳がんのハイ?リスクグループ
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
もともと欧米に多かった乳がんが日本で増えているのは、女性の社会進出などのライフスタイルや食生活の欧米化が、大きく影響しているからだと考えられます。また、血のつながった家族や親戚に乳がんにかかった人がいる場合も要注意といわれています。ただし、本当の意味での遺伝性の乳がん(乳がんにかかりやすい特定の遺伝子が親から子へ引き継がれる)はごくわずかで、多くは、体質や食生活などが似ている影響かと思われます。
いずれにせよ、乳がんの家族や親戚に乳がんの人が多い場合は、特に若いうちから自分の乳房に注意して、乳がん検診も積極的にうけておいた方が良いでしょう。
乳腺の解剖と乳がんの発育
乳腺は図1のように、小葉という主にミルクを作る組織と、乳管というミルクを乳頭まで運ぶ管とから成り立っており、小葉と乳管は腺葉というちょうどブドウの房のような単位を作って一つの腺葉から1本の主乳管が乳頭に開口しています。このような腺葉が15~20個集まって一つの乳腺となっており、前からみるとひとつひとつの腺葉は乳頭を中心とした扇状に分布しています。
ほとんどの乳がんは乳管の壁から発生し、乳管の中を広がる「乳管内進展」と、乳管の壁を破って乳管の外に広がる「浸潤」という、2パターンの発育をします。乳管内進展は腺葉に沿って進むので、扇形に広がることが多くなります。
浸潤の部分は腫瘤として触れやすいのですが、乳管内の部分は触診では全く触れない(非触知)かぼんやり硬くふれるだけのことが多く、マンモグラフィや超音波などの画像検査が重要となります 。
乳がんの種類
乳がんは、非浸潤がん、浸潤がん、パジェット病の大きく3つに分けられますが、普通のしこりを触れる乳がんのほとんどは浸潤がん(前述の「浸潤」が一部にでもあるがん)で、硬がん、乳頭腺管がん、充実腺管がんなどの一般的ながんと、粘液がんなどの特殊型とがあります。
非浸潤がんは、前述の「乳管内」の部分のみから成り立っているがんで、しこりを触れない段階で乳頭分泌や画像検査で見つかったがんが多く含まれます。非浸潤がんは転移をおこさないごく早期のがんですが、日本ではとても少なく、1997年の全国統計で5%程度、癌研ではかなり多い方ですが2000年で13%です。マンモグラフィでの検診が進んだ欧米ではこの非浸潤がんが20数%をしめており、このようなごく早期の発見が増えることをめざしています。
パジェット病は、乳頭のびらんでみつかり多くはしこりを触れない早期のがんで、全乳がんの1%未満の稀なものです。
Chapter.2: 乳がんの進行度と生存率
乳がんの進行度(病期分類)
乳がんの進行度は主に腫瘤の大きさとリンパ節転移の有無で0~4期に分けられます。0期と1期が「早期乳がん」と呼ばれますが、0期は100%、1期なら90%の生存率が期待でき、早期発見がきわめて重要と言えましょう。
[2000年からの新しい病期分類]
期 リンパ節転移が進んでいる場合、しこりが5cmをこえてリンパ節転移もある場合、しこりが皮膚や胸壁に及ぶ場合、炎症性乳がん(乳房全体が赤くなる、特殊な乳がん)、などが含まれる(さらに細かく、とに分かれる)
期 鎖骨の上のリンパ節に転移があるか、他の臓器(肺、骨、肝臓などが多い)に転移がある
進行度の変還
表1は、10年ごとにみた、癌研での乳がん手術時の触診径(しこりの大きさで表す)別の変遷を示します。
早期発見のめやすとなるT0(しこりを触れない)、T1(しこりが2cm以下)例は、残念ながら60
脳腫瘍ガンマナイフ
年代以降ほとんど増加しておらず、が多いのが分かります。
手術後、組織検査によって診断されたリンパ節転移(n)別の年代別変遷を表2に示します。転
脳腫瘍ガンマナイフ
移のなかったn0例は、70年90年とわずかに増えてはいるものの、大きな変化はみられません。
脳腫瘍ガンマナイフ
このように、情報のな東京にある癌研病院でも、乳がんの早期発見があまり増えているとはいえないのが現状で、日本の女性の乳がんに対する意識はまだまだ足りないと感じられま
脳腫瘍ガンマナイフ
す。
乳がんの生存率
脳腫瘍ガンマナイフ
次に乳がん手術後の生存曲線をみましょう(表3)。年代毎に生存率は向上しているのがよく分かり、90年代では、乳がん全体の5年、10年生存率はそれぞれ、にも達しています。
脳腫瘍ガンマナイフ
これをT別にみたものが表4です。がんが大きくなるにつれて生存率が低下し、T4(皮膚が変化したり胸壁に固定しているしこり)は成績が不良です。
脳腫瘍ガンマナイフ
リンパ節転移別の生存曲線でも、転移が増加するに従って歴然と生存率が低下します。
以上見てきたように、乳がんはしこりが小さい(またはしこりを触れない)うちに発見して手
脳腫瘍ガンマナイフ
術をうけ、リンパ節転移がない、あってもできるだけ少数であることが望まれるのです。 乳がんの診断
2010年10月12日火曜日
岸田今日子脳腫瘍
を行う「術前化学療法」が普及してきました。胃がんでは、手術が不可能な場合や手術の補助手段、手術後の再発防止など、補助的な治療法として用いられています。フルオロウラシルという抗がん剤が有効で、これを中心とする多くの多剤併用化学療法が行われます。現在、大腸がんには、抗がん剤がいくつか使用されています。ある程度進行したがんに対して、根治的な手術後、再発を少しでも防止するための補助的手段として使われることがあります。また、がんが切除されなかった場合や、手術後再発し、再手術では切除できないような病変に対しても、抗がん剤はしばしば使用されます。フルオロウラシルが有効で、近年、この抗がん剤の奏効率を高める治療の研究が進み、好成績が得られつつあります。最近、塩酸イリノテカンが有効であることも報告されています。重い全身合併症がなく、肝臓、腎臓、骨髄機能に高度な障害がない場合は、化学療法が行われます。使用される抗がん剤には、ゲムシタビン、フルオロウラシル等がありますが、単独では薬剤の効果が十分でないことが多く、効果を高めるためさまざまな努力がなされています。肺や骨、リンパ節など他の臓器への転移がある場合には、シスプラチンを中心とした抗がん剤を使用して、全身化学療法を行います。多種類の薬剤を併用して行いますが、薬物有害反応がかなり強くみられます。奏効率は、60~70%といわれています。手術後は、抗がん剤のシスプラチンを主体とする多剤併用化学療法でがん細胞の完全消失が認められ、長期に生存している患者さんも増えています。手術が不可能な場合は、放射線療法やブレオマイシンなどの抗がん剤の投与が行われます。外科療法や放射線療法等を主体とした治療を行いますが、抗がん剤などによる化学療法を併用することがあります。ある程度進行していたら、化学療法を併用します。悪性度の高いがんに対しては、手術後に全身的化学療法を続けて行います。10.新薬の誕生までの道のり最初の抗がん剤の発見以来、約30年の間に100種以上の新薬が開発され、現在、治療に用いられています。抗がん剤は、植物の成分、細菌の培養液など多くの資源から探索されます。あるいは、人工的に合成する場合もあります。新しい抗がん剤の候補が発見されると、ヒトの培養がん細胞やヒトのがん細胞を植えつけた動物に対しての有効性が研究され、次にその薬物有害反応が研究されます。がんに対する効果と、ヒトが耐えられるかどうか、その薬物有害反応はどういう種類でどの程度か等が判断された後に、実際のがん治療における有効性を知るために、臨床の研究へとステップアップします。 ヒトでの臨床研究では、まず、薬物有害反応、血中濃度、有効性位置に装着し、その後放射線源を挿入して(腔内照射法)治療します。放射線がたくさん照射されるのが、がん組織やその周囲のわずかな正常組織であるため、がんを治す確率が高く、しかも副作用が少なくできる治療法です。一般的には小さながんに効果が高い治療法です。外部照射と組み合わせて使われることもあります。放射線源の強さにより、24時間から7~8日にわたって治療する場合と、数分の治療を数回繰り返す場合があります。長時間治療する方法を時間あたりの線量が低いので低線量率といい、短時間治療する方法は高線量率といいます。低線量率で長時間治療している間は、他の人に放射線があたらないように特別の部屋に入っている必要があります。高線量率の場合は治療するのは治療室内ですが、数分で1回の治療が終わりますので、それ以外は一般病室で過ごすことができます。高線量率治療では放射線源が強いので、医師、技師、看護師が放射線に被曝しないように、あらかじめはヨード131永久刺入)で行うこともあります。A~DI期が放射線治療の対象となります。5年生存率は病期により異なりますが、手術成績外部照射法に対して内部照射法ともいわれますが、この用語はあまり使われません。管、針、ワイヤー、粒状などの形状となった容器に密封されたラジウム、セシウム、イリジュウム、金などの放射性同位元素を放射線源として使います。口腔、舌、乳房、前立腺などのがんでは、がん組織やその周囲組織に直接放射線源を挿入します(組織内照射法)。食道がん、子宮頸部がん、肺がんでは、食道、子宮腔、気管などの腔内にあらかじめチューブ あります。CTで得られた画像を用い、3次元治療計画、強度変調放射線治療(IMRT)という照射方法にすることもあります。従来の放射線治療方法に比べると腫瘍により限局して放射線を照射することができる方法です。 どのような照射方法が適当かは腫瘍部の線量分布、周囲正常組織の照射線量、治療の目的、全身状態などを考慮して決定します。(3)照射位置のマ-キング照射方法が決まると、皮膚表面あるいはシェル表面にマ-キングをします。放射線の照射 毎日の治療は、体表面に描かれたマ-キングをもとに放射線治療技師により行われます。治療に用する時間は、治療室に入ってから出てくるまで10~20分程度で、実際に放射線が照射されている時間は数分です。 (5)治療の期間通常月~金曜日までの週5日が治療日で土曜日、日曜日、祝日が休みです。何週かにわたって治療します。場合によっては週3日や週4日治療することもあります。どのくらいの回数を治療するかは、治療の目的、全身状態などにより異なります。1回や1週(数回)で終わることもあれば、2ヶ月もかかることもあります。 1日に2~3回に分けて治療する多分割照射を行うことがあります。(6)通院での治療通院で治療できることが多く、国立がんセンター中央病院ではおおよそ2/3の方が通院で治療しています。入院して治療しているのは手術直後であったり、抗がん剤治療をあわせて行っていたりしているためで、放射線の副作用のために入院しなければならない方は少数です。今までどおり仕事を続けながら、治療をしている方もいます。(7)治療期間中の診察 週に1~2回は放射線治療医の診察があります。治療効果や、副作用がどの程度であるかを把握することが目的で、治療開始時に決めた予定のとおりに治療を進めるかどうかを判断します。
副作用に対しては薬を出すこともあります。必要に応じてX線検査、血液検査が行われす。
ホルモン療法とはある種のがんでは、がん細胞の発育にホルモンを必要とします。そのため、特定のホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注射によって
そのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法が行われます。この治療法をホルモン療法(内分泌療法)といい、がん細胞を殺すのではなく、がんの発育を阻止してコントロールするのが特徴
です。ホルモン療法は長期間の治療になり、薬物有害反応は示すようなものがあります。治療の対象となる主ながんは、乳がん、子宮体部がん、前立腺がん、甲状腺がん、腎がん等です。小細胞肺がんと比較すると効果は低いのですが、シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、以前よりよい治療成績が得られています。外科療法や放射線療法等の局所療法とは異なり、化学療法は抗がん剤による全身治療法なので、がんが転移するなど進行した場合では化学療法が治療の主体となります。現在、広く使用されている抗がん剤には、シスプラチン、カルボプラチン等の白金製剤を軸に、酒石酸ビノレルビン、塩酸イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、塩酸ゲムシタビン等を組み合わせる2剤併用療法が主流です。副作用や効果を考慮して、組み合わせを替えたりします。延命効果はまだ不十分なので、QOLを十分に考慮して治療を行う必要があります。最近は、分子標的治療薬であるゲフィチニブも使用されるようになりましたが、従来の抗がん剤との組み合わせ方はまだ研究段階です。薬物療法が比較的よく効くがんです。乳がんの薬物療法には、ホルモン剤、抗がん剤、抗体療法があります。ホルモン療法や抗がん剤は、手術後に用いたときの再発予防効果、再発?転移したがんでの延命効果が証明されています。ホルモン療法は、女性ホルモンの受容体を発現しているがんが対象となります。化学療法としてはアドリアマイシン、シクロホスファミド、パクリタキセル、ドセタキセルなどの注射薬等のほか、フッ化ピリミジン系の内服の抗がん剤(カペシタビンなど)が用いられます。HER2タンパクが過剰に発現している再発?転移性乳がんでは、抗体療法(トラスツズマブ)による延命効果が確認されています。最近では、しこりの大きい乳がんを対象として、手術の前に抗がん剤甲状腺はの有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。
また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。
6.甲状腺がんの治療甲状腺がんの手術
乳頭がん濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状
乳がんでは、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されています。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合には、化学療法あるいはホルモン療法が主な治療の手段となります。睾丸からのテストステロンの分泌を抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さらに、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。 13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思われていることがあげられるでしょう。実際、がんの痛みをとる治療は、今まで積極的に行われてはいませんでした。がんの進行とともに痛みが起こることは多くなりますが、痛みを経験するのは70%の方です。末期になっても、30%の方には痛みは起こりません。現在では、痛みに関する医療技術が開発され、がんの疼痛はコントロールできるようになってきました。 がんの痛みには鎮痛薬が最も有効です。危険な作用や薬物依存のイメージで敬遠されていたモルヒネは、安全に使う方法が開発され、痛みの除去に最も有効な薬であると、国際的に重要性が認められています。 放射線は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線は手術と同じく、がんとその周辺のみを治療する局所治療です。手術と異なるところすることが可能な治療です。4.放射線治療の方法放射線治療の方法には身体の外から放射線を照射する外部照射法と、放射線源を直接身体の組織や、食道、子宮といった腔に挿入して治療する密封小線源治療があります。どちらかひとつの放射線治療をすることもあれば、外部照射法と密封小線源治療を組み合わせて治療することもあります。最も多く行われている方法は外部照射法のみで行われる治療です。 非密封の放射性同位元素による治療についても簡単に記載します。 1)外部照射法外部照射法に使われている治療機器には、放射線源であるコバルトを使う治療装置や、電子を加速してX線、電子線をとり出すリニアック、マイクロトロン、ベータトロンがあります。これらは高エネルギー治療装置といわれ、1960年代以降に普及してきました。それ以前は低いエネルギーのX線治療装置が主流でした。しかし、この治療装置では、身体の深いところにあるがんよりは表面の皮膚に高い線量となってしまい、がん病巣に対する線量が不十分なため、がんの治りが悪く、しかも強い皮膚炎が生じてしまいました。皮膚に潰瘍やケロイドができたりといった副作用が強く、しかも効果があまりないという放射線治療のイメージはこの時代につくられたものと思います。 外部照射は以下のような手順で行われます。(1)固定具の準備頭頸部領域などのがんを治療する場合には、シェルと呼ばれる固定具をつくることがあります。治療は何回にも分けてしますから、毎回同じ体位で治療するために使用します。毎回同じ体位で治療することは非常に大事なことで、治療成績にも影響してきます。乳がん温存療法での放射線治療でも、毎回同じように上腕を上げるために特製の腕置きを使うことがあります。(2)治療計画放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて治療するのかという治療計画をします。シュミレーター
岸田今日子脳腫瘍
と呼ばれるX線透視装置やCTを使って治療部位を決め、がんに十分な放射線量があたり、がんの周囲の正常組織にあまりあたらないように放射線照射の方向を検討します。一方向からの
岸田今日子脳腫瘍
治療のこともあれば、いくつもの方向から照射する場合も投与等の研究(第I相研究)が行われます。このときに安全な投与量が決定されます。次に、この安全な投与量を用いて、薬の
岸田今日子脳腫瘍
有効性と有害事象が研究されます(第II相研究)。以上の結果から、市販する価値を認められた薬のみが、広く治療に用いられます。一般に、新薬の発見から市販までに10年以上かか
岸田今日子脳腫瘍
るといわれるほど、長い慎重な研究を重ねて新しい抗がん剤が誕生します。しかし、それでは有効な抗がん剤の恩恵を受けられない方も多いので、よく効く抗がん剤はできるだけ早く
岸田今日子脳腫瘍
使えるようにしようという努力がなされています。11.抗がん剤による薬物有害反応について抗がん剤には、がん細胞を死滅させるとともに、正常な細胞も傷害させてしまうという
岸田今日子脳腫瘍
作用(薬物有害反応)があります。理想的な抗がん剤は、がん細胞だけに作用して正常な組織には作用しないという薬ですが、残念ながらそのような薬は現在のところ存在しません。
岸田今日子脳腫瘍
もちろん、分子標的薬といったがんにのみ作用する抗がん剤の開発、あるいは投与の工夫により、なるべくがんへの選択性を高めるための研究が行われていますが、薬物有害反応をゼ
岸田今日子脳腫瘍
ロにすることはできていません。抗がん剤とその主な薬物有害反応には、あげたようなものがあります。抗がん剤の薬物有害反応はさまざまです
副作用に対しては薬を出すこともあります。必要に応じてX線検査、血液検査が行われす。
ホルモン療法とはある種のがんでは、がん細胞の発育にホルモンを必要とします。そのため、特定のホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注射によって
そのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法が行われます。この治療法をホルモン療法(内分泌療法)といい、がん細胞を殺すのではなく、がんの発育を阻止してコントロールするのが特徴
です。ホルモン療法は長期間の治療になり、薬物有害反応は示すようなものがあります。治療の対象となる主ながんは、乳がん、子宮体部がん、前立腺がん、甲状腺がん、腎がん等です。小細胞肺がんと比較すると効果は低いのですが、シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、以前よりよい治療成績が得られています。外科療法や放射線療法等の局所療法とは異なり、化学療法は抗がん剤による全身治療法なので、がんが転移するなど進行した場合では化学療法が治療の主体となります。現在、広く使用されている抗がん剤には、シスプラチン、カルボプラチン等の白金製剤を軸に、酒石酸ビノレルビン、塩酸イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、塩酸ゲムシタビン等を組み合わせる2剤併用療法が主流です。副作用や効果を考慮して、組み合わせを替えたりします。延命効果はまだ不十分なので、QOLを十分に考慮して治療を行う必要があります。最近は、分子標的治療薬であるゲフィチニブも使用されるようになりましたが、従来の抗がん剤との組み合わせ方はまだ研究段階です。薬物療法が比較的よく効くがんです。乳がんの薬物療法には、ホルモン剤、抗がん剤、抗体療法があります。ホルモン療法や抗がん剤は、手術後に用いたときの再発予防効果、再発?転移したがんでの延命効果が証明されています。ホルモン療法は、女性ホルモンの受容体を発現しているがんが対象となります。化学療法としてはアドリアマイシン、シクロホスファミド、パクリタキセル、ドセタキセルなどの注射薬等のほか、フッ化ピリミジン系の内服の抗がん剤(カペシタビンなど)が用いられます。HER2タンパクが過剰に発現している再発?転移性乳がんでは、抗体療法(トラスツズマブ)による延命効果が確認されています。最近では、しこりの大きい乳がんを対象として、手術の前に抗がん剤甲状腺はの有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。
また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。
6.甲状腺がんの治療甲状腺がんの手術
乳頭がん濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜を行います。
甲状腺がん術後の投薬
甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状
乳がんでは、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されています。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合には、化学療法あるいはホルモン療法が主な治療の手段となります。睾丸からのテストステロンの分泌を抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さらに、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。 13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思われていることがあげられるでしょう。実際、がんの痛みをとる治療は、今まで積極的に行われてはいませんでした。がんの進行とともに痛みが起こることは多くなりますが、痛みを経験するのは70%の方です。末期になっても、30%の方には痛みは起こりません。現在では、痛みに関する医療技術が開発され、がんの疼痛はコントロールできるようになってきました。 がんの痛みには鎮痛薬が最も有効です。危険な作用や薬物依存のイメージで敬遠されていたモルヒネは、安全に使う方法が開発され、痛みの除去に最も有効な薬であると、国際的に重要性が認められています。 放射線は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線は手術と同じく、がんとその周辺のみを治療する局所治療です。手術と異なるところすることが可能な治療です。4.放射線治療の方法放射線治療の方法には身体の外から放射線を照射する外部照射法と、放射線源を直接身体の組織や、食道、子宮といった腔に挿入して治療する密封小線源治療があります。どちらかひとつの放射線治療をすることもあれば、外部照射法と密封小線源治療を組み合わせて治療することもあります。最も多く行われている方法は外部照射法のみで行われる治療です。 非密封の放射性同位元素による治療についても簡単に記載します。 1)外部照射法外部照射法に使われている治療機器には、放射線源であるコバルトを使う治療装置や、電子を加速してX線、電子線をとり出すリニアック、マイクロトロン、ベータトロンがあります。これらは高エネルギー治療装置といわれ、1960年代以降に普及してきました。それ以前は低いエネルギーのX線治療装置が主流でした。しかし、この治療装置では、身体の深いところにあるがんよりは表面の皮膚に高い線量となってしまい、がん病巣に対する線量が不十分なため、がんの治りが悪く、しかも強い皮膚炎が生じてしまいました。皮膚に潰瘍やケロイドができたりといった副作用が強く、しかも効果があまりないという放射線治療のイメージはこの時代につくられたものと思います。 外部照射は以下のような手順で行われます。(1)固定具の準備頭頸部領域などのがんを治療する場合には、シェルと呼ばれる固定具をつくることがあります。治療は何回にも分けてしますから、毎回同じ体位で治療するために使用します。毎回同じ体位で治療することは非常に大事なことで、治療成績にも影響してきます。乳がん温存療法での放射線治療でも、毎回同じように上腕を上げるために特製の腕置きを使うことがあります。(2)治療計画放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて治療するのかという治療計画をします。シュミレーター
岸田今日子脳腫瘍
と呼ばれるX線透視装置やCTを使って治療部位を決め、がんに十分な放射線量があたり、がんの周囲の正常組織にあまりあたらないように放射線照射の方向を検討します。一方向からの
岸田今日子脳腫瘍
治療のこともあれば、いくつもの方向から照射する場合も投与等の研究(第I相研究)が行われます。このときに安全な投与量が決定されます。次に、この安全な投与量を用いて、薬の
岸田今日子脳腫瘍
有効性と有害事象が研究されます(第II相研究)。以上の結果から、市販する価値を認められた薬のみが、広く治療に用いられます。一般に、新薬の発見から市販までに10年以上かか
岸田今日子脳腫瘍
るといわれるほど、長い慎重な研究を重ねて新しい抗がん剤が誕生します。しかし、それでは有効な抗がん剤の恩恵を受けられない方も多いので、よく効く抗がん剤はできるだけ早く
岸田今日子脳腫瘍
使えるようにしようという努力がなされています。11.抗がん剤による薬物有害反応について抗がん剤には、がん細胞を死滅させるとともに、正常な細胞も傷害させてしまうという
岸田今日子脳腫瘍
作用(薬物有害反応)があります。理想的な抗がん剤は、がん細胞だけに作用して正常な組織には作用しないという薬ですが、残念ながらそのような薬は現在のところ存在しません。
岸田今日子脳腫瘍
もちろん、分子標的薬といったがんにのみ作用する抗がん剤の開発、あるいは投与の工夫により、なるべくがんへの選択性を高めるための研究が行われていますが、薬物有害反応をゼ
岸田今日子脳腫瘍
ロにすることはできていません。抗がん剤とその主な薬物有害反応には、あげたようなものがあります。抗がん剤の薬物有害反応はさまざまです
2010年10月7日木曜日
脳腫瘍子供
1)胃の機能と構造
食物は、のどから食道を通って胃に入ります。胃は食物をしばらくの間とどめ、コンクリートミキサー車のように胃液と撹拌(かくはん)し、適量ずつ十二指腸へ送り出します。胃液のほとんどは塩酸で、消化酵素はわずかしか含まれていません。胃液の役割は①pH1~2といった強い酸による殺菌②わずかなタンパク質の変性効果③食物をどろどろの粥状にすることの3つです。栄養の消化吸収は主に十二指腸以下の小腸で行います。食物によって胃内にとどまる時間は異なりますが、粥状になった胃内容物は適量ずつ十二指腸に送り出され、効率のよい消化吸収が行われて、食後数時間から半日くらいは食事をする必要がないようになっています。また、身体にとって欠かせないビタミンB12の吸収に必要なキャッスル内因子は胃でのみ分泌されます。胃は、入口部分である噴門部(ふんもんぶ)、中心部分である体部、出口部分の幽門部(ゆうもんぶ)の3つに大きく分けられます。胃体部では胃酸や内因子を分泌し、出口に近い部分は食べ物を送り出すポンプの役割をしています。出口に近い幽門前庭部は胃液の分泌を調節するホルモン(ガストリン)を出しています。また、胃の壁は5つの層に分かれており、最内層部が胃液や粘液を分泌する粘膜、中心部が胃の動きを担当する筋肉、最外層部は臓器全体を包む薄い膜で漿膜(しょうまく)と呼ばれます。
2)胃癌の原因と予防
胃癌は、粘膜内の分泌細胞や、分泌液の導管にあたる部分の細胞から発生します。胃炎などで炎症が起こった後、胃粘膜は腸の粘膜に似た腸上皮化生と呼ばれる粘膜に置き換わるのですが、その粘膜は癌化しやすいと言われます。慢性胃炎を起こす全ての要因は胃がんの原因と言えます。食物では塩分の多いものが最も危ないと言われ、また、たばこが胃がんを増やすことも明らかになっています。逆に、ビタミンCやカロチノイド類を多く含む生野菜や果物を多く食べる方に胃がんが少ないことがわかってきました。また最近、ヘリコバクター?ピロリと呼ばれる細菌が原因のひとつになっていることが分かってきました。菌によって慢性の炎症を起こし、慢性萎縮性(まんせいいしゅくせい)胃炎と呼ばれる状態になり、それが胃癌の発生に繋がると言われています。この菌は50歳以上の日本人の8割が保菌しています。また、呉共済病院の村直実先生が米医学誌に発表された研究報告による「8年間に及ぶ調査の結果、ピロリ菌の非保菌者280人には胃癌が発生していなかった」事からも、今後益々ピロリ菌対策を考えていかねばなりません。いずれにせよ、これらさまざまな原因で胃の細胞の遺伝子にたくさんの傷がついて癌が発生すると考えられます。また、家系的に遺伝子の傷を自力で修復する能力の劣った場合、その家系では胃癌、大腸癌が発生しやすい場合があります。「癌の相談室」のページで述べたように、免疫力の遺伝的(家系的)強弱も含め、親兄弟、親の兄弟などに胃癌が多い家系は充分注意するべきでしょう。
3)発生と進行
前述しましたが、胃癌は、粘膜内の分泌細胞や、分泌物を胃の中に導く導管の細胞から発生します。30~60ミクロンの大きさから始まり、年単位の時間がかかって5mm程度の大きさになって、やっと発見可能になります。粘膜内を横に拡がっている内はまだしも、胃壁の外に向かい粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと徐々に深く浸潤(しんじゅん:がんが周囲に拡がること)し出すと、それに伴って転移しやすくなり、予後(治療による今後の見通し)も悪くなってきます。この癌の外方向への進展は深達度と呼ばれています。癌の種類によって、管腔内にも突出するように成長するものと、水平方向にのみ浸潤していくものとがあります。後者の場合、まだ早期に、潰瘍を合併することもあります。それは、癌になっている部分が胃液でただれ易くなっている為と考えられます。
4)注意しておきたい症状
胃は大きな臓器です。癌がかなり進行しても全く症状がない場合も多々あります。しかし、一方では治療を受けている方の半分が早期の胃癌で、そのうちのさらに半分の方々は何らかの症状をきっかけとして検査を受けています。早期胃がんの多くは病変の中に潰瘍ができる為、痛み、出血、胃部不快感などが検査を受けるきっかけになった方も多い様です。これらの症状は胃潰瘍の症状です。進行した癌では、痛みというよりも食事が通らない、胃が重い、体重が減る、食べ物がつかえると言う症状が現れます。気がつかない内に貧血が進み、その為の、動悸や息切れによって発見されることもあります。
6)病院での治療とウィルドラッグからの提案
医療の現場では外科療法として(1)胃の切除(2)リンパ節郭清と周辺臓器の合併切除(3)消化管の再建。その他状況に応じて内視鏡的治療や化学療法が施されますが、副作用についても認識しておくべきかと思います。と言うのも癌細胞にだけ選択的に効く薬は有りません。抗癌剤は身体の中で新陳代謝の盛んな正常な細胞も同時に壊してしまうため、副作用は避けられません。頭髪、消化管粘膜、骨髄などに影響を及ぼし、脱毛、口内炎、下痢、吐き気、白血球や血小板の減少が起こり得ます。それ以外にも、心臓に対する直接な負担、薬剤の代謝や排泄で重要な役割を担う肝臓や腎臓にも障害をおこすことがあります。
勿論ウィルドラッグは病院での治療を決して否定いたしません。しかし、病院ではできない事、なかなか手が回らず、逆に言えばウィルドラッグにしかできない事もあるのではないか???そう考えているのです。
例えば
①検査から手術の間に少しでも体力をつけ
②免疫力の向上により少しでも切除が必要な部分が少なくなるようにあれこれ考え
③術後の回復を早める提案をし
④安全にピロリ菌を撃退する道を模索し
⑤化学療法による副作用をできるだけ軽減できないかと一生懸命考える
簡単な事ではありません。しかし、提案したい事もあります。 だからこそそれが私のライフワークなのです。 御自身や御家族の不安を抱える方、お気軽にご相談下さい。
私は何時でも貴方を応援しています。
=大腸癌=
1.大腸癌とは
大腸の役割は消化吸収された残りの腸内容物をためて、水分を吸収しながら大便にする事です。多種、多量の細菌の住みかでもあり、長さは約2m、結腸と直腸肛門からなります。大腸粘膜のあるところではどこからでも発癌の可能性がありますが、特にS状結腸と直腸に癌の発生が多く見られます。
大腸癌は、日本人に増加傾向が著しくなっています。罹患者は毎年約6万人に上り、2015年ごろには胃癌を超えるとも予測されています。男女ほぼ同じ頻度で大腸癌にかかり60歳代をピークとして70歳代、50歳代と続き、これは欧米と比べ、10歳ぐらい若い傾向があります。5~10%の頻度で30歳代、40歳代の若年者にも発生し、若年者では家族や血縁者の中に多発する傾向が認められることもあります。
大腸癌の発生因子として、遺伝的因子よりも環境的因子の方が比重が大きいと考えられています。食生活の急激な欧米化、特に動物性脂肪やタンパク質のとり過ぎが関係していると考えられています。しかしその一方では5%前後は遺伝的素因で発症するとされています。大腸癌にかかりやすい危険因子としては、1) 大腸ポリープができた事がある、2) 血縁者に大腸癌にかかった人がいる、3) 長い間潰瘍性大腸炎を患っている、4) 治りにくい痔瘻(じろう)を持っている???等が指摘されています。が、大腸ファイバースコープを用いた精度の高い検査では、大腸ポリープはかなりの頻度で見つけられ、一部を除いて、多くは癌にはなりません。ポリープが見つかった場合は専門医に相談し、内視鏡的ポリープ切除などの適切な処置を受ける事が大事です。
大腸癌は早期に発見すれば、内視鏡的切除や外科療法により完全治癒が期待できます。少し進んでも手術可能な時期であれば、肝臓や肺へ遠隔転移しても、外科療法により完全治癒も可能です。しかし、発見が遅れれば、肺、肝臓、リンパ節や腹膜などに転移し、手術による完全切除が困難になります。そうなれば、手術に加え放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)へと進みます。
また、手術後に再発することもあります。ですから術後、3~4ヶ月の間隔で定期的に再発チェックの為の検査を受ける事になります。肝臓、肺、腹膜に転移しやすく、また、切除した部位にも局所再発が起きる事もあります。大腸癌は他の癌とは異なり、早期に再発が見つかれば、再発巣の切除により完治も期待できます。再発の8割以上は術後3年目以内に発見されますが、5年以上再発しないことが完治の目安となっています。
2.注意しておきたい症状
大腸癌の自覚症状は、その場所とその程度によって違います。大腸のはじまりは盲腸です。に向かう部位が上行結腸、横たわっている部位を横行結腸、下に向かう部位が下行結腸、S字状に曲がっている部位がS状結腸、真っすぐな約15cmの部位が直腸、最後に肛門括約筋のある部位が肛門管です。国立がんセンター中央病院で1990年~1995年の間に切除された大腸癌の1,409例の発生部位及び頻度は、直腸534例(37.9%)、S状結腸483例(34.3%)、上行結腸146例(10.4%)、横行結腸99例(7.0%)、盲腸83例(5.9%)、下行結腸64例(4.5%)となっています。
大腸癌には特徴的な症状はなく、良性疾患でもがんとよく似た症状が起こります。例えば、血便、便が細くなる便柱細少、残便感、腹痛、下痢と便秘の繰り返し等排便に関する症状が多く見られ、これはS状結腸や直腸に発生した癌に有り得る症状ですが、それは血便の頻度が高く、癌の中心が潰瘍となり出血がおきる為です。痔と勘違いして受診、発見が遅れることもありますので注意して下さい。ただ、癌による血便では肛門痛がなく、暗赤色の血液が便に混じったり、黒い血塊が出るなどの特徴があります。肛門から離れた盲腸の癌や上行結腸の癌では血便を自覚することは少なく、貧血症状があらわれてようやく気がつくこともあります。また、腸の内腔が狭くる為、腹痛や腹鳴、腹部膨満感や痛みを伴うしこりが初発症状のこともあります。時には、嘔吐など、癌による腸閉塞症状でやっと発見されたり、肺や肝臓の腫瘤として癌の転移が先に発見される事もあります。この段階で発見される癌は既に進行したものです。
3.診断
大腸癌は、早期発見出来ればほぼ100%近く完治しますが、一般的には自覚症状では気づき難い癌です。ですから、無症状の時期に発見することが重要です。検診の代表的なものは、大便の免疫学的潜血反応で、食事制限も無い簡単に受けられる検査です。この検査が陽性でも、「大腸癌がある」ということではありませんし、逆に陰性でも「大腸がんはない」とも言えません。健康な集団の中から、先ず大腸癌の精密検査が必要な人を拾い上げる為の検査なのですが、負担も少ない最も有効な検査法です。40歳を過ぎたらこの検診を受けることをお勧めします。郵便検診でも可能ですし、血液検査で腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)の異常値で癌が発見される事もあります。 大腸癌の確定的な診断には、注腸造影と大腸ファイバースコープが必須です。どちらの検査も下剤で便を全部排出しないと高い精度が望めませんので、胃の検査に比べれば多少は負担がかかる検査になります。
4.病院での治療
治療法には内視鏡的治療、外科療法、放射線療法、化学療法があります。
1)内視鏡的治療
ポリープ(腺腫)や粘膜内に留まっている早期の癌では、この方法で簡単に治療することもできます。しかし、病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が10%前後生じる為やはり外科療法が必要となります。
2)外科療法
(1)結腸癌の手術
大腸癌の治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。
(2)直腸がんの手術
初期の直腸癌では、自律神経を完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残す事も可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸癌の場合、神経を犠牲にした確実な手術が必要となります。直腸癌の手術には、進行度合いに応じたさまざまな手術法があります。
①自律神経温存術
癌を完全に切除すると同時に進行度に応じて神経を残す方法です。全部の神経が残せれば、手術前と同様な機能、例えば男性では射精、勃起機能を完全に温存することができますが、やや進んだがんでは、勃起機能のみ残す場合もあります。
②肛門括約筋温存術
肛門縁から5cm以上、歯状線(肛門と直腸との境界)から2cm以上離れていれば、自然肛門を温存することも可能です。この手術と自律神経温存術との併用で、術後の機能障害をかなり軽減することが可能になりました。しかし、高齢者の場合、無理に肛門を残すと術後の頻便などのため逆効果になることもありますので、手術法と病期の進行度、年齢、社会的活動力、本人や家族の希望等を考慮し、総合的に術式を決定することが重要となります。
③局所切除
早期の癌や大きな腺腫に対して施される手術です。開腹せずに、肛門からと仙骨近くの皮膚、直腸を切開し病変に到達する方法です。術後には、放射線療法や化学療法を追加する場合があります。
④人工肛門
肛門に近い直腸癌や肛門にできた癌では、人工肛門を造設する直腸切断術という手術を行わなければなりません。
(3)腹腔鏡手術
炭酸ガスで腹部を膨らませ、腹腔鏡を腹部の中に入れて、その画像を見ながら小さな孔から器具を入れて行う手術です。手術時間は開腹手術よりも長めですが、小さな傷口で切除が可能ですので、術後の疼痛も少なく、術後7日前後で退院できるので負担の少ない手術です。しかし、どこの施設でも安全に腹腔鏡の手術ができるわけではありません。また、進行癌に対しても開腹手術と同等の安全性や治療の成果が得られるのかについては今後の検討が必要です。
腹腔鏡手術は近年開発された手術手技であり、特殊な技術?トレーニングを必要とし、また施設により対象としている患者さんが異なるのが現状です。この手術を希望する場合には専門医がいる病院を受診し、説明を十分に受けて決定すべきです。
3)放射線療法
放射線療法は直腸がんの原発巣や骨盤内再発の治療、大腸がんの骨転移、脳転移に行われる場合がほとんどですが、放射線を照射すると、がん組織だけでなく周囲の臓器にもダメージを与える、と言う副作用もあります。骨盤内全体を占めるような大きな癌には放射線療法を行ったその後で手術をすることもあります。また、化学療法を併用することもあります。手術後に骨盤内に再発した癌や疼痛には、放射線療法がよく行われます。
4)化学療法
肝臓や肺などに転移している為切除できなかった場合や再発が明らかな場合には、予防的な補助療法とは異なり、より多量で複数の抗癌剤による併用療法が行われます。現在、大腸癌に対して主に使われている抗がん剤は5-FU(5-フルオロウラシル)系、CPT-11(塩酸イリノテカン)、MMC(マイトマイシンC)などです。また、5-FUの抗腫瘍効果を高める為ロイコボリンを使用することがあります。
抗がん剤治療を受ける場合には、使用薬剤、使用目的、投与方法、予想される副作用、予定使用期間などについて担当医と十分に相談する事が必要です。
脳腫瘍子供
5)再発?転移大腸がんの治療
大腸癌以外の癌では転移?再発した場合に手術を行うことはあまりありませんが、大腸癌の
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場合には肝臓や肺、骨盤内にのみ転移?再発し、他の臓器には転移?再発していない場合に手術を行う場合があります。また、抗癌剤、放射線治療などを使用する場合もあります。
脳腫瘍子供
5.ウィルドラッグからの提案
大腸癌では病院での治療を先ずもってきます。しかし、病院ではできない事、なかなか手が
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回らず、逆に言えばウィルドラッグにしかできない事もあるのではないか???そうも考えているのです。
脳腫瘍子供
例えば
①検査から手術の間に少しでも体力をつけ
脳腫瘍子供
②免疫力の向上により少しでも切除が必要な部分が少なくなるようにあれこれ考え
③術後の回復を早める提案をし
脳腫瘍子供
④少しでも転移、再発を防ぐ事ができないかと考え
⑤化学療法による副作用をできるだけ軽減できないかと一生懸命考える
脳腫瘍子供
簡単な事ではありません。しかし、提案したい事もあります。だからこそそれが私のライフワークなのです。
食物は、のどから食道を通って胃に入ります。胃は食物をしばらくの間とどめ、コンクリートミキサー車のように胃液と撹拌(かくはん)し、適量ずつ十二指腸へ送り出します。胃液のほとんどは塩酸で、消化酵素はわずかしか含まれていません。胃液の役割は①pH1~2といった強い酸による殺菌②わずかなタンパク質の変性効果③食物をどろどろの粥状にすることの3つです。栄養の消化吸収は主に十二指腸以下の小腸で行います。食物によって胃内にとどまる時間は異なりますが、粥状になった胃内容物は適量ずつ十二指腸に送り出され、効率のよい消化吸収が行われて、食後数時間から半日くらいは食事をする必要がないようになっています。また、身体にとって欠かせないビタミンB12の吸収に必要なキャッスル内因子は胃でのみ分泌されます。胃は、入口部分である噴門部(ふんもんぶ)、中心部分である体部、出口部分の幽門部(ゆうもんぶ)の3つに大きく分けられます。胃体部では胃酸や内因子を分泌し、出口に近い部分は食べ物を送り出すポンプの役割をしています。出口に近い幽門前庭部は胃液の分泌を調節するホルモン(ガストリン)を出しています。また、胃の壁は5つの層に分かれており、最内層部が胃液や粘液を分泌する粘膜、中心部が胃の動きを担当する筋肉、最外層部は臓器全体を包む薄い膜で漿膜(しょうまく)と呼ばれます。
2)胃癌の原因と予防
胃癌は、粘膜内の分泌細胞や、分泌液の導管にあたる部分の細胞から発生します。胃炎などで炎症が起こった後、胃粘膜は腸の粘膜に似た腸上皮化生と呼ばれる粘膜に置き換わるのですが、その粘膜は癌化しやすいと言われます。慢性胃炎を起こす全ての要因は胃がんの原因と言えます。食物では塩分の多いものが最も危ないと言われ、また、たばこが胃がんを増やすことも明らかになっています。逆に、ビタミンCやカロチノイド類を多く含む生野菜や果物を多く食べる方に胃がんが少ないことがわかってきました。また最近、ヘリコバクター?ピロリと呼ばれる細菌が原因のひとつになっていることが分かってきました。菌によって慢性の炎症を起こし、慢性萎縮性(まんせいいしゅくせい)胃炎と呼ばれる状態になり、それが胃癌の発生に繋がると言われています。この菌は50歳以上の日本人の8割が保菌しています。また、呉共済病院の村直実先生が米医学誌に発表された研究報告による「8年間に及ぶ調査の結果、ピロリ菌の非保菌者280人には胃癌が発生していなかった」事からも、今後益々ピロリ菌対策を考えていかねばなりません。いずれにせよ、これらさまざまな原因で胃の細胞の遺伝子にたくさんの傷がついて癌が発生すると考えられます。また、家系的に遺伝子の傷を自力で修復する能力の劣った場合、その家系では胃癌、大腸癌が発生しやすい場合があります。「癌の相談室」のページで述べたように、免疫力の遺伝的(家系的)強弱も含め、親兄弟、親の兄弟などに胃癌が多い家系は充分注意するべきでしょう。
3)発生と進行
前述しましたが、胃癌は、粘膜内の分泌細胞や、分泌物を胃の中に導く導管の細胞から発生します。30~60ミクロンの大きさから始まり、年単位の時間がかかって5mm程度の大きさになって、やっと発見可能になります。粘膜内を横に拡がっている内はまだしも、胃壁の外に向かい粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと徐々に深く浸潤(しんじゅん:がんが周囲に拡がること)し出すと、それに伴って転移しやすくなり、予後(治療による今後の見通し)も悪くなってきます。この癌の外方向への進展は深達度と呼ばれています。癌の種類によって、管腔内にも突出するように成長するものと、水平方向にのみ浸潤していくものとがあります。後者の場合、まだ早期に、潰瘍を合併することもあります。それは、癌になっている部分が胃液でただれ易くなっている為と考えられます。
4)注意しておきたい症状
胃は大きな臓器です。癌がかなり進行しても全く症状がない場合も多々あります。しかし、一方では治療を受けている方の半分が早期の胃癌で、そのうちのさらに半分の方々は何らかの症状をきっかけとして検査を受けています。早期胃がんの多くは病変の中に潰瘍ができる為、痛み、出血、胃部不快感などが検査を受けるきっかけになった方も多い様です。これらの症状は胃潰瘍の症状です。進行した癌では、痛みというよりも食事が通らない、胃が重い、体重が減る、食べ物がつかえると言う症状が現れます。気がつかない内に貧血が進み、その為の、動悸や息切れによって発見されることもあります。
6)病院での治療とウィルドラッグからの提案
医療の現場では外科療法として(1)胃の切除(2)リンパ節郭清と周辺臓器の合併切除(3)消化管の再建。その他状況に応じて内視鏡的治療や化学療法が施されますが、副作用についても認識しておくべきかと思います。と言うのも癌細胞にだけ選択的に効く薬は有りません。抗癌剤は身体の中で新陳代謝の盛んな正常な細胞も同時に壊してしまうため、副作用は避けられません。頭髪、消化管粘膜、骨髄などに影響を及ぼし、脱毛、口内炎、下痢、吐き気、白血球や血小板の減少が起こり得ます。それ以外にも、心臓に対する直接な負担、薬剤の代謝や排泄で重要な役割を担う肝臓や腎臓にも障害をおこすことがあります。
勿論ウィルドラッグは病院での治療を決して否定いたしません。しかし、病院ではできない事、なかなか手が回らず、逆に言えばウィルドラッグにしかできない事もあるのではないか???そう考えているのです。
例えば
①検査から手術の間に少しでも体力をつけ
②免疫力の向上により少しでも切除が必要な部分が少なくなるようにあれこれ考え
③術後の回復を早める提案をし
④安全にピロリ菌を撃退する道を模索し
⑤化学療法による副作用をできるだけ軽減できないかと一生懸命考える
簡単な事ではありません。しかし、提案したい事もあります。 だからこそそれが私のライフワークなのです。 御自身や御家族の不安を抱える方、お気軽にご相談下さい。
私は何時でも貴方を応援しています。
=大腸癌=
1.大腸癌とは
大腸の役割は消化吸収された残りの腸内容物をためて、水分を吸収しながら大便にする事です。多種、多量の細菌の住みかでもあり、長さは約2m、結腸と直腸肛門からなります。大腸粘膜のあるところではどこからでも発癌の可能性がありますが、特にS状結腸と直腸に癌の発生が多く見られます。
大腸癌は、日本人に増加傾向が著しくなっています。罹患者は毎年約6万人に上り、2015年ごろには胃癌を超えるとも予測されています。男女ほぼ同じ頻度で大腸癌にかかり60歳代をピークとして70歳代、50歳代と続き、これは欧米と比べ、10歳ぐらい若い傾向があります。5~10%の頻度で30歳代、40歳代の若年者にも発生し、若年者では家族や血縁者の中に多発する傾向が認められることもあります。
大腸癌の発生因子として、遺伝的因子よりも環境的因子の方が比重が大きいと考えられています。食生活の急激な欧米化、特に動物性脂肪やタンパク質のとり過ぎが関係していると考えられています。しかしその一方では5%前後は遺伝的素因で発症するとされています。大腸癌にかかりやすい危険因子としては、1) 大腸ポリープができた事がある、2) 血縁者に大腸癌にかかった人がいる、3) 長い間潰瘍性大腸炎を患っている、4) 治りにくい痔瘻(じろう)を持っている???等が指摘されています。が、大腸ファイバースコープを用いた精度の高い検査では、大腸ポリープはかなりの頻度で見つけられ、一部を除いて、多くは癌にはなりません。ポリープが見つかった場合は専門医に相談し、内視鏡的ポリープ切除などの適切な処置を受ける事が大事です。
大腸癌は早期に発見すれば、内視鏡的切除や外科療法により完全治癒が期待できます。少し進んでも手術可能な時期であれば、肝臓や肺へ遠隔転移しても、外科療法により完全治癒も可能です。しかし、発見が遅れれば、肺、肝臓、リンパ節や腹膜などに転移し、手術による完全切除が困難になります。そうなれば、手術に加え放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)へと進みます。
また、手術後に再発することもあります。ですから術後、3~4ヶ月の間隔で定期的に再発チェックの為の検査を受ける事になります。肝臓、肺、腹膜に転移しやすく、また、切除した部位にも局所再発が起きる事もあります。大腸癌は他の癌とは異なり、早期に再発が見つかれば、再発巣の切除により完治も期待できます。再発の8割以上は術後3年目以内に発見されますが、5年以上再発しないことが完治の目安となっています。
2.注意しておきたい症状
大腸癌の自覚症状は、その場所とその程度によって違います。大腸のはじまりは盲腸です。に向かう部位が上行結腸、横たわっている部位を横行結腸、下に向かう部位が下行結腸、S字状に曲がっている部位がS状結腸、真っすぐな約15cmの部位が直腸、最後に肛門括約筋のある部位が肛門管です。国立がんセンター中央病院で1990年~1995年の間に切除された大腸癌の1,409例の発生部位及び頻度は、直腸534例(37.9%)、S状結腸483例(34.3%)、上行結腸146例(10.4%)、横行結腸99例(7.0%)、盲腸83例(5.9%)、下行結腸64例(4.5%)となっています。
大腸癌には特徴的な症状はなく、良性疾患でもがんとよく似た症状が起こります。例えば、血便、便が細くなる便柱細少、残便感、腹痛、下痢と便秘の繰り返し等排便に関する症状が多く見られ、これはS状結腸や直腸に発生した癌に有り得る症状ですが、それは血便の頻度が高く、癌の中心が潰瘍となり出血がおきる為です。痔と勘違いして受診、発見が遅れることもありますので注意して下さい。ただ、癌による血便では肛門痛がなく、暗赤色の血液が便に混じったり、黒い血塊が出るなどの特徴があります。肛門から離れた盲腸の癌や上行結腸の癌では血便を自覚することは少なく、貧血症状があらわれてようやく気がつくこともあります。また、腸の内腔が狭くる為、腹痛や腹鳴、腹部膨満感や痛みを伴うしこりが初発症状のこともあります。時には、嘔吐など、癌による腸閉塞症状でやっと発見されたり、肺や肝臓の腫瘤として癌の転移が先に発見される事もあります。この段階で発見される癌は既に進行したものです。
3.診断
大腸癌は、早期発見出来ればほぼ100%近く完治しますが、一般的には自覚症状では気づき難い癌です。ですから、無症状の時期に発見することが重要です。検診の代表的なものは、大便の免疫学的潜血反応で、食事制限も無い簡単に受けられる検査です。この検査が陽性でも、「大腸癌がある」ということではありませんし、逆に陰性でも「大腸がんはない」とも言えません。健康な集団の中から、先ず大腸癌の精密検査が必要な人を拾い上げる為の検査なのですが、負担も少ない最も有効な検査法です。40歳を過ぎたらこの検診を受けることをお勧めします。郵便検診でも可能ですし、血液検査で腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)の異常値で癌が発見される事もあります。 大腸癌の確定的な診断には、注腸造影と大腸ファイバースコープが必須です。どちらの検査も下剤で便を全部排出しないと高い精度が望めませんので、胃の検査に比べれば多少は負担がかかる検査になります。
4.病院での治療
治療法には内視鏡的治療、外科療法、放射線療法、化学療法があります。
1)内視鏡的治療
ポリープ(腺腫)や粘膜内に留まっている早期の癌では、この方法で簡単に治療することもできます。しかし、病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が10%前後生じる為やはり外科療法が必要となります。
2)外科療法
(1)結腸癌の手術
大腸癌の治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。
(2)直腸がんの手術
初期の直腸癌では、自律神経を完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残す事も可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸癌の場合、神経を犠牲にした確実な手術が必要となります。直腸癌の手術には、進行度合いに応じたさまざまな手術法があります。
①自律神経温存術
癌を完全に切除すると同時に進行度に応じて神経を残す方法です。全部の神経が残せれば、手術前と同様な機能、例えば男性では射精、勃起機能を完全に温存することができますが、やや進んだがんでは、勃起機能のみ残す場合もあります。
②肛門括約筋温存術
肛門縁から5cm以上、歯状線(肛門と直腸との境界)から2cm以上離れていれば、自然肛門を温存することも可能です。この手術と自律神経温存術との併用で、術後の機能障害をかなり軽減することが可能になりました。しかし、高齢者の場合、無理に肛門を残すと術後の頻便などのため逆効果になることもありますので、手術法と病期の進行度、年齢、社会的活動力、本人や家族の希望等を考慮し、総合的に術式を決定することが重要となります。
③局所切除
早期の癌や大きな腺腫に対して施される手術です。開腹せずに、肛門からと仙骨近くの皮膚、直腸を切開し病変に到達する方法です。術後には、放射線療法や化学療法を追加する場合があります。
④人工肛門
肛門に近い直腸癌や肛門にできた癌では、人工肛門を造設する直腸切断術という手術を行わなければなりません。
(3)腹腔鏡手術
炭酸ガスで腹部を膨らませ、腹腔鏡を腹部の中に入れて、その画像を見ながら小さな孔から器具を入れて行う手術です。手術時間は開腹手術よりも長めですが、小さな傷口で切除が可能ですので、術後の疼痛も少なく、術後7日前後で退院できるので負担の少ない手術です。しかし、どこの施設でも安全に腹腔鏡の手術ができるわけではありません。また、進行癌に対しても開腹手術と同等の安全性や治療の成果が得られるのかについては今後の検討が必要です。
腹腔鏡手術は近年開発された手術手技であり、特殊な技術?トレーニングを必要とし、また施設により対象としている患者さんが異なるのが現状です。この手術を希望する場合には専門医がいる病院を受診し、説明を十分に受けて決定すべきです。
3)放射線療法
放射線療法は直腸がんの原発巣や骨盤内再発の治療、大腸がんの骨転移、脳転移に行われる場合がほとんどですが、放射線を照射すると、がん組織だけでなく周囲の臓器にもダメージを与える、と言う副作用もあります。骨盤内全体を占めるような大きな癌には放射線療法を行ったその後で手術をすることもあります。また、化学療法を併用することもあります。手術後に骨盤内に再発した癌や疼痛には、放射線療法がよく行われます。
4)化学療法
肝臓や肺などに転移している為切除できなかった場合や再発が明らかな場合には、予防的な補助療法とは異なり、より多量で複数の抗癌剤による併用療法が行われます。現在、大腸癌に対して主に使われている抗がん剤は5-FU(5-フルオロウラシル)系、CPT-11(塩酸イリノテカン)、MMC(マイトマイシンC)などです。また、5-FUの抗腫瘍効果を高める為ロイコボリンを使用することがあります。
抗がん剤治療を受ける場合には、使用薬剤、使用目的、投与方法、予想される副作用、予定使用期間などについて担当医と十分に相談する事が必要です。
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5)再発?転移大腸がんの治療
大腸癌以外の癌では転移?再発した場合に手術を行うことはあまりありませんが、大腸癌の
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場合には肝臓や肺、骨盤内にのみ転移?再発し、他の臓器には転移?再発していない場合に手術を行う場合があります。また、抗癌剤、放射線治療などを使用する場合もあります。
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5.ウィルドラッグからの提案
大腸癌では病院での治療を先ずもってきます。しかし、病院ではできない事、なかなか手が
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回らず、逆に言えばウィルドラッグにしかできない事もあるのではないか???そうも考えているのです。
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例えば
①検査から手術の間に少しでも体力をつけ
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②免疫力の向上により少しでも切除が必要な部分が少なくなるようにあれこれ考え
③術後の回復を早める提案をし
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④少しでも転移、再発を防ぐ事ができないかと考え
⑤化学療法による副作用をできるだけ軽減できないかと一生懸命考える
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簡単な事ではありません。しかし、提案したい事もあります。だからこそそれが私のライフワークなのです。
脳腫瘍最新治療
1. 前立腺は何をする臓器か?
1 位置:骨盤の底にあるクルミ大の臓器です。膀胱の出口に存在します。尿道が
前立腺の中央を貫いています。前方は恥骨、後方は直腸前面に接しています。
このため、直腸に指を入れると前立腺を触知できます。
2 機能と増殖:精液の一部を作っています。男性ホルモンの影響で増殖します。
この性質は癌にもあります。
2. 本邦における前立腺癌の死亡数
本邦での前立腺癌の死亡数は戦後、一貫して増加してきています。年間死亡数は1960年480人、1970年883人、1980年1736人、1990年3460人、2000年7514人、2002年8105人でした。高齢者に多い癌なので社会の高齢化によって増加していますが、各年代毎の前立腺癌による死亡率も増えてきています。
ちなみに、2002年の男性の癌死亡数の1位肺癌、2位胃癌はそれぞれ 41146人、31788人でした。
3. 前立腺癌の経過 (前立腺癌は死に直結した病気か?)
前立腺癌は多様な経過をたどります。診断時に全身骨転移を有する場合は2-3年以内に大半の患者さんは前立腺癌で死亡されます。一方で生涯無症状の前立腺癌は死に至る前立腺癌よりはるかに多数あります。前立腺癌以外の病気で死亡された男性の前立腺を調べてみると80歳以上の男性の半数を超える方の前立腺に癌が認められます。高齢男性の多くが前立腺癌を有しており、その中で多くの方が生涯無症状であることを意味します。これらの内の一部が進行して臨床的な癌となり、さらにその一部が死の原因になります。
4. 前立腺癌の診断方法
PSA高値(正常は4ng/ml以下)を指摘された方、あるいは直腸から挿入した指による触診所見で異常を指摘された方に前立腺生検を行い、組織診断で癌が存在するか否かを診断します。当院では経直腸的に針を刺して組織を採取しています。経直腸的前立腺生検の合併症としては2-3%の方に38度以上の高熱を来すことがあること、血尿、血便、血精液症などがあります。しかしながら前立腺癌の確定診断をするためには欠かせない検査です。
5. 前立腺癌と診断されたらどうするか?
まず、悪性度、臨床病期を担当医に説明してもらうことが重要です。つい
で自分の臨床病期と提示された治療方法が一般的か否かを本、インターネットなどの内容と比較して下さい。他の病院でセカンドオピニオンをきくのも一法です。早期前立腺癌では複数の選択肢があります。この中から患者さん自身が治療法を選択することになります。
6. 前立腺被膜内に限局された前立腺癌と診断された場合
生検によって前立腺癌が証明され、骨シンチグラフィーで転移がなく、MRIやCT検査上、骨盤内リンパ節の腫大や前立腺被膜外に浸潤する所見を認めない場合を"前立腺被膜内に限局された癌"と言います。臨床病期はA、BあるいはT1N0M0、T2N0M0と分類されます。前立腺被膜内に限局された前立腺癌に対する治療には様々な方法があります。年齢、組織の分化度、PSA値、全身状態なども治療方法の選択に影響を与えます。しかし、最終的には複数の選択肢が残ります。どの治療法をとるかの決定は患者さん自身に決めていただく必要があります。当惑される方もいらっしゃると思いますが、個人的に重要な決定であり、患者さん自身の好み、死生観、人生哲学が意志決定の重要な要素になります。このため、医師が決めるわけにはいきません。前立腺癌の性質から、数ヶ月間考える時間を要しても大きな不利益となることは滅多にないと思います。癌の進行が心配な方はその間、ホルモン療法を行えば病気の進行を抑えることができます。
前立腺被膜内に限局された前立腺癌に対する治療方法
1 無治療経過観察:早期癌は進行が遅いので人生の残された期間内に進行しな
い可能性もあります。治療は体に対する侵襲を伴います。無治療経過観察では
薬の副作用、手術の痛みや合併症の心配はありません。しかし、癌が進行して
くるリスクが手術を受ける場合より大きくなるかもしれません。PSA10ng/ml以
下、低分化型腺癌でないこと、かつ6ないし8ヶ所の生検の内、陽性本数が2本
以下であれば無治療経過観察も十分考慮に値します。外来でPSA値を指標に経
過をみることになります。PSAの上昇、画像診断上の病巣増大、転移の出現、臨
床症状の出現を契機にその都度治療について検討します。
2 前立腺全摘除術:早期前立腺癌の病状進行は遅いので根治手術は10年後の
生存率を高める事を目的とします。従って、一般的には75歳を超える方について
は手術法の選択には十分な相談が必要です。手術は前立腺、精嚢を摘除し、膀
胱と尿道を吻合します。骨盤内のリンパ節郭清も同時に行います。開腹手術と
腹腔鏡手術があります。いずれも技術的には難しいものです。合併症は尿失禁
や性機能障害があります。癒着の強い場合には直腸損傷を起こすことがごくま
れにあります。勃起のための神経を温存すると勃起能が温存できる可能性があ
りますが、根治性を損なう可能性もあります。
1) 開腹手術:下腹部正中を切開します(へそから恥骨にかけて縦に切開しま
す)。当院では術前に自己血貯血を行っています。自己血貯血を行っていれば
ほとんどの場合、日赤より取り寄せた献血血を輸血する必要はありません。手
術後2日目までには食事の摂取や歩行が可能です。多くの方は術後約2週間
で退院されます。術後1週間前後で尿道に留置したカテーテルを抜去します。
この時点で、多くの方に尿失禁が出現します。この後、数ヶ月かけて尿失禁は
徐々に減少し、最終的には5%前後の方に尿失禁が残ります。尿失禁が残っ
ても多くの場合は小さな尿取りパッドを1日数枚使用する程度で対処できま
す。
2) 腹腔鏡手術:傷が小さく、術後疼痛が少ない。また、出血量が少ないことがメ
リットとされます。デメリットとしては手術の道具を入れる腹部の孔が固定され
ているため、道具を入れる角度が固定され、手術操作に制限がかかります。開
腹手術よりも尿失禁の発生率が高いと報告している施設があります。当院で
は腹腔鏡下前立腺全摘除術は行っていません。御希望の方はこの手術経験
の多い施設に紹介します。
3 放射線治療
1) 外照射:前立腺に対する線量を多くし、直腸にできるだけ放射線がかからな
い様に患者さん毎に個別に計画をたてて治療を行います。月曜日から金曜日
まで週5日間治療し、約2ヶ月かかります。当院では70グレイの照射を行って
います。1回の治療時間は10分~15分程度であり、外来通院で治療が出来
ます。体にメスを加えなくてもすみます。欧米での治療成績は、手術療法とほ
ぼ同等と報告されています。合併症は膀胱刺激症状(頻尿、排尿困難)、放射
線性直腸炎、直腸潰瘍、尿失禁、性機能障害などがあります。治療後にPSA
が再上昇した場合(PSA再発)の治療方法が、現時点 ではホルモン療法しかな
いことがデメリットとしてあります。この治療を希望される方は当院の放射線科
で治療致します。
2) 組織内照射(小線源療法):前立腺内に放射性物質(ヨード125)を含有した長
さ約4.5mmの細長いシードを50-80個挿入し、前立腺の組織内から放射線を照
射します。PSAが10ng/ml以下、癌の悪性度を示すグリソンスコア*が6以下で
あれば手術療法と同等の治療成績であるとアメリカで報告されています。PSA
が10ng/mlを超え、グリソンスコアが7の場合は小線源単独療法では治療効果
が低くなるので放射線外照射療法を併用する必要があります。PSAが20ng/ml
を超えたり、グリソンスコアが8以上の場合は小線源療法の治療対象としては
不適当です。また、前立腺体積が大きい場合(ホルモン療法を行っても40g以下
にならない様な場合)も治療対象にはなりません。アメリカでは 10年以上の
歴史がありますが、本邦では2003年9月から開始され、まだ歴史の浅い治療
です。当院では2004年8月から開始しています。小線源療法のメリットとしては
治療期間が短い、尿失禁の発生がほとんどない、性機能が高率で温存でき
る、体への侵襲が少ないことなどがあります。デメリットとしては本邦での長期
成績が不明であること、10年以上の長期経過をした際の合併症の有無が不明
であること、術後に放射線性尿道炎による一過性の排尿障害(頻尿、排尿困
難、尿閉)や放射線性直腸炎(頻便、残便感、出血)が出現すること、治療後に
PSAが再上昇した場合(PSA再発)の治療方法が、現時点ではホルモン療法し
かないこと、臨床症状は呈しませんが刺入したシードが肺や心臓などに移動す
ることがあること、などがあります。
*グリソンスコア:前立腺癌の悪性度の指標です。2から10まであり、数値が大
きくなるほど悪性度が高くなります。
3) 内分泌療法:根治性がないことから前立腺被膜内に限局された前立腺癌に
対する治療方法としては世界的には採用されていません。しかし、中には長期
間内分泌療法の効果が持続する方もいます。現時点ではどのような方が長期
間効果の持続が期待できるかは不明です。本邦の多くの施設では(特に高齢
者に対し)広く実施されている方法なので選択肢の一つです。前立腺癌はしば
しば男性ホルモンで増殖する性質を持っています。男性ホルモンを低下させる
か、働きを抑えることで前立腺癌の増殖を抑えることができます。しかし、年月
が経過すると内分泌療法に抵抗性を持った癌細胞が再び増殖し、臨床症状を
呈する事があります。これを再燃と言います。
内分泌療法には以下の方法があります
1) 去勢術:両側の精巣(睾丸)を摘除し、男性ホルモンの分泌を断ちます。手術
や麻酔の侵襲はありますが、副作用がなく、効果が永続的です。
2) LH-RH類似様物質(注射薬):1ヶ月あるいは3ヶ月に1回の注射で男性ホル
モンの値を、去勢術を行った場合と同じレベルにまで低下できます。ほてり、発
汗など女性の更年期障害の様な症状が出現することがあります。
3) 抗男性ホルモン剤(内服薬):男性ホルモンが癌細胞に取り込まれるのを抑え
る薬です。去勢術あるいはLH-RH類似様物質と併用される事が多いのですが,
単独で投与する場合もあります。肝機能障害や乳房痛などの症状が出現する
ことがあります。
4) 女性ホルモン剤(内服、注射):男性ホルモンを抑制します。前立腺癌に対す
る直接効果もあると言われています。血液が固まりやすくなり、血栓症や心筋
梗塞、脳梗塞の合併症が発生する可能性がありますので抗凝固剤を併用しま
7.進行前立腺癌と診断された場合
1 前立腺被膜外浸潤を有する場合:内分泌療法が基本になります。画像診断上,
骨転移がない場合は前立腺と骨盤内のリンパ節へ放射線外照射療法を行う事
も選択肢の一つになると思います。施設によっては内分泌療法後に手術を行っ
ているところもあるようですが、議論のあるところです。
2 全身骨転移を有する場合:内分泌療法を行う事になります。治療を行っている
間に内分泌療法が無効になった場合、現時点で明らかなメリットのある治療方
法はありません。最近、新規抗癌剤(タキサン系抗癌剤)が進行前立腺癌の予後
改善に寄与したとの報告がありました。場合によっては新規抗癌剤治療も選択
肢の一つになるかもしれません。
進行癌では疼痛など様々な問題が起こりえます。また,動けなくなることもあります。
骨転移によって痛みが出現した場合、疼痛コントロールが重要になります。疼痛をコ
ントロールするために鎮痛剤の投与や疼痛を惹起している部分に放射線を照射する
こともあります。
血液とは
血液は体重の約1/13を占め、体重50kgのヒトで約4リットル有り、心臓のポンプ作用で全身の組織に送られ細胞に酸素や栄養を送り、細胞からの老廃物を運び出す役目をしています。
血液は血漿と呼ばれる水の部分と血漿中に浮遊している血球で構成され、血球には赤血球、白血球および血小板の3種があります。
その寿命は赤血球が約120日、白血球(顆粒球)が6~8時間、血小板が7~10日で、何れも骨髄中で持続的に産生され常に新しいものと置き換わると共に赤血球は1mm3の血液中に約450万個、白血球は5000個そして血小板は15万個と一定に調節されています(造血)。
いずれの血球も一種類の細胞(造血幹細胞)に起源を発しています。
細胞内には遺伝子という細胞の形や働きに関するすべての情報が記録されている設計図のような部分があり、この遺伝子が正確に働いて細胞の分化、増殖を適切にコントロールしているのです。
その調節機構が破綻し、無制限に血球が増加する病気を白血病といいます。
即ち、白血病には白血球が増加する病気だけではなく、赤血球や血小板が増加するものもあるのです。
また細胞分化のいずれの部分で癌化が起こるかで、腫瘍細胞の性格は異なりリンパ腫にもなります(図1)。
白血病の特徴は採血のみで体内の腫瘍細胞が観察できることです。
故に、白血球増加や汎血球減少などの血液異常を認め、末梢血白血球中に芽球(blast)と呼ばれる異常細胞を認めた場合、かなり強く白血病が疑われます。
確定診断は骨髄穿刺を行い骨髄中の白血病細胞を見て行います。
白血病のタイプは特殊染色を行ったり、白血病細胞表面の糖タンパクを抗体を用い検索したり、白血病細胞を短期間培養して染色体分析を行ったりして決定します。
慢性骨髄性白血病では末梢血白血球数は著しく増加します。
慢性骨髄性白血病の癌化は急性白血病と比べかなり未分化な段階において起こり、白血病の因子は白血球のみでなく、赤血球、血小板にも存在します。
また、分化能を有し、成熟白血球のみでなく赤血球?血小板へと分化します。
一方、急性白血病細胞は慢性骨髄性白血病より分化した段階で癌化し、分化能はなく、芽球という幼若な形態の細胞で増殖のみを行います。
故に、慢性骨髄性白血病の末梢血は著しい白血球増加(時に10万以上)のみならず、赤血球や血小板の増加も認めます。
また、慢性骨髄性白血病は染色体分析でフィラデルフィア染色体という特徴的な染色体異常を有し、これが確定診断の最も有力な所見となります。
また?同染色体内の遺伝子異常(BCR-ABL融合遺伝子)も既に解明されており、これの種々の方法で解析することにより、末梢血や骨髄中にどれ位の白血病細胞が残存しているか見ることも可能です。
慢性白血病慢性期では症状はなく、健康診断や偶然に行った血液検査で発見されることが多いようです。
しかし、急性転化や急性転化への移行期では発熱などの症状を伴います。
病気が進行すると、急性白血病と同様の症状を伴うことも有ります。
急性白血病は早い経過を取り、未治療の場合発病より数ヶ月以内に死亡します。
症状は骨髄中で白血病細胞が増加するため正常血球の産生が抑制され起こります。
赤血球が減少するためしょうじる労作時の息切れなどの貧血症状、正常白血球が減少するための易感染性(原因不明の発熱)、血小板が減少するための出血傾向が主な症状です。
また、白血病細胞の脾臓?肝臓?リンパ節などへの直接の浸潤によりこれらの臓器は腫大します。
急性前骨髄球性白血病では凝固、線溶の異常を認め、著明な出血症状を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)を合併します。白血病の治療方法の主体は抗癌剤による化学療法です。治療法は急性と慢性で異なります。
(急性白血病の治療)
急性白血病治療の目標は体内に存在する白血病細胞をすべて根絶すること(total cell killing)、すなわち最終的には治癒を目指しています。
急性白血病の発症時体内には通常約10*12乗個の白血病細胞があります。
化学療法の第一目標はこれを10*8乗個以下に減少させることです。
10*8乗個以下となった場合、通常の顕微鏡で骨髄中の白血病細胞を発見することが困難となります。
この状態を完全寛解といいます。
完全寛解まで骨髄中の白血病細胞が減少すると正常の造血が回復、末梢血は正常化します。
この最初に行う治療法を寛解導入療法といいます。
しかし、完全寛解の状態でも体内にはかなりの白血病細胞が残存し、放置すると再増殖するため、その後地固め療法、維持強化療法を行い、順次白血病細胞数を減少させ、最終的には白血病細胞の根絶を目指します。
骨髄性とリンパ性の急性白血病で有効な抗癌剤が異なるため使用する薬剤は異なりますが?基本的な治療方針は同様です(図2)。
(慢性白血病の治療)
慢性骨髄性白血病の治療は急性骨髄性白血病と異なり、治癒を目指す最も有効な治療法は造血幹細胞移植しかありません。慢性骨髄性白血病(慢性期)の化学療法は体内の白血病細胞の数をコ
脳腫瘍最新治療
ントロールし、日常生活に支障のないようにするのが目標です。また、インターフェロン療法は、白血病細胞を減少させ、急性転化を起こすのを遅らせるといわれています。最近開発された慢性骨髄性白血病に対する治療薬(STI571)はほぼ全例で血液学的効果、かなりの例で染色体異常の
脳腫瘍最新治療
減少、消失を認め画期的な治療薬として本邦でも期待されています。しかし、長期的な効果などについてはまだ不明です。
慢性骨髄性白血病(急性転化期および移行期)の治療は急性白血病の治療に準じ、リンパ性と骨
脳腫瘍最新治療
髄性で使用する薬剤が異なります。
造血幹細胞移植(骨髄移植)とは?
白血病は治癒も可能な非常に抗腫瘍剤に対する感受性の高い癌です。
故に、抗腫瘍剤の投与量を増やせば増やすほど白血病細胞を減らすことが出来ます。
脳腫瘍最新治療
しかし、限度を超えると白血病細胞のみではなく残存している正常の血液細胞も影響を受け、治療後骨髄は血液を作ることが出来なくなってしまいます。
このように、正常細胞を含め白血病細胞をほぼ全滅させ、その後、保存しておいた自己や他人(同
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種)の造血幹細胞を体に入れ、造血機構を再構築する手技を造血幹細胞移植といいます。
造血幹細胞移植は幹細胞のソースにより自家(自分の幹細胞を移植前に採取保存しておく)、同系(一卵性双生児の兄弟より幹細胞を採取)および同種(白血球の型、HLAが一致した他人の
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幹細胞を使用する)の3種類があります。
また、幹細胞の採取法により末梢血より採取する末梢血幹細胞移植、手術室で全身麻酔下にて骨髄に針を刺して採取する骨髄移植があります。
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急性白血病の一部や慢性白血病は造血幹細胞移植の適応です。
完全寛解時でも骨髄や末梢血中にはごく少数白血病細胞が残存しており、自家造血幹細胞移植では免疫機能が働かず再発の危険性が有ります。
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一方、同種(他人)の骨髄を入れた場合、生着した幹細胞が造血を行うとともに、白血病細胞に対する免疫反応を起こし、残存腫瘍細胞を排除します(GVL効果)。
故に、骨髄移植(同種骨髄移植)は非常に強力な化学療法であると共に、免疫療法でもあります。
1 位置:骨盤の底にあるクルミ大の臓器です。膀胱の出口に存在します。尿道が
前立腺の中央を貫いています。前方は恥骨、後方は直腸前面に接しています。
このため、直腸に指を入れると前立腺を触知できます。
2 機能と増殖:精液の一部を作っています。男性ホルモンの影響で増殖します。
この性質は癌にもあります。
2. 本邦における前立腺癌の死亡数
本邦での前立腺癌の死亡数は戦後、一貫して増加してきています。年間死亡数は1960年480人、1970年883人、1980年1736人、1990年3460人、2000年7514人、2002年8105人でした。高齢者に多い癌なので社会の高齢化によって増加していますが、各年代毎の前立腺癌による死亡率も増えてきています。
ちなみに、2002年の男性の癌死亡数の1位肺癌、2位胃癌はそれぞれ 41146人、31788人でした。
3. 前立腺癌の経過 (前立腺癌は死に直結した病気か?)
前立腺癌は多様な経過をたどります。診断時に全身骨転移を有する場合は2-3年以内に大半の患者さんは前立腺癌で死亡されます。一方で生涯無症状の前立腺癌は死に至る前立腺癌よりはるかに多数あります。前立腺癌以外の病気で死亡された男性の前立腺を調べてみると80歳以上の男性の半数を超える方の前立腺に癌が認められます。高齢男性の多くが前立腺癌を有しており、その中で多くの方が生涯無症状であることを意味します。これらの内の一部が進行して臨床的な癌となり、さらにその一部が死の原因になります。
4. 前立腺癌の診断方法
PSA高値(正常は4ng/ml以下)を指摘された方、あるいは直腸から挿入した指による触診所見で異常を指摘された方に前立腺生検を行い、組織診断で癌が存在するか否かを診断します。当院では経直腸的に針を刺して組織を採取しています。経直腸的前立腺生検の合併症としては2-3%の方に38度以上の高熱を来すことがあること、血尿、血便、血精液症などがあります。しかしながら前立腺癌の確定診断をするためには欠かせない検査です。
5. 前立腺癌と診断されたらどうするか?
まず、悪性度、臨床病期を担当医に説明してもらうことが重要です。つい
で自分の臨床病期と提示された治療方法が一般的か否かを本、インターネットなどの内容と比較して下さい。他の病院でセカンドオピニオンをきくのも一法です。早期前立腺癌では複数の選択肢があります。この中から患者さん自身が治療法を選択することになります。
6. 前立腺被膜内に限局された前立腺癌と診断された場合
生検によって前立腺癌が証明され、骨シンチグラフィーで転移がなく、MRIやCT検査上、骨盤内リンパ節の腫大や前立腺被膜外に浸潤する所見を認めない場合を"前立腺被膜内に限局された癌"と言います。臨床病期はA、BあるいはT1N0M0、T2N0M0と分類されます。前立腺被膜内に限局された前立腺癌に対する治療には様々な方法があります。年齢、組織の分化度、PSA値、全身状態なども治療方法の選択に影響を与えます。しかし、最終的には複数の選択肢が残ります。どの治療法をとるかの決定は患者さん自身に決めていただく必要があります。当惑される方もいらっしゃると思いますが、個人的に重要な決定であり、患者さん自身の好み、死生観、人生哲学が意志決定の重要な要素になります。このため、医師が決めるわけにはいきません。前立腺癌の性質から、数ヶ月間考える時間を要しても大きな不利益となることは滅多にないと思います。癌の進行が心配な方はその間、ホルモン療法を行えば病気の進行を抑えることができます。
前立腺被膜内に限局された前立腺癌に対する治療方法
1 無治療経過観察:早期癌は進行が遅いので人生の残された期間内に進行しな
い可能性もあります。治療は体に対する侵襲を伴います。無治療経過観察では
薬の副作用、手術の痛みや合併症の心配はありません。しかし、癌が進行して
くるリスクが手術を受ける場合より大きくなるかもしれません。PSA10ng/ml以
下、低分化型腺癌でないこと、かつ6ないし8ヶ所の生検の内、陽性本数が2本
以下であれば無治療経過観察も十分考慮に値します。外来でPSA値を指標に経
過をみることになります。PSAの上昇、画像診断上の病巣増大、転移の出現、臨
床症状の出現を契機にその都度治療について検討します。
2 前立腺全摘除術:早期前立腺癌の病状進行は遅いので根治手術は10年後の
生存率を高める事を目的とします。従って、一般的には75歳を超える方について
は手術法の選択には十分な相談が必要です。手術は前立腺、精嚢を摘除し、膀
胱と尿道を吻合します。骨盤内のリンパ節郭清も同時に行います。開腹手術と
腹腔鏡手術があります。いずれも技術的には難しいものです。合併症は尿失禁
や性機能障害があります。癒着の強い場合には直腸損傷を起こすことがごくま
れにあります。勃起のための神経を温存すると勃起能が温存できる可能性があ
りますが、根治性を損なう可能性もあります。
1) 開腹手術:下腹部正中を切開します(へそから恥骨にかけて縦に切開しま
す)。当院では術前に自己血貯血を行っています。自己血貯血を行っていれば
ほとんどの場合、日赤より取り寄せた献血血を輸血する必要はありません。手
術後2日目までには食事の摂取や歩行が可能です。多くの方は術後約2週間
で退院されます。術後1週間前後で尿道に留置したカテーテルを抜去します。
この時点で、多くの方に尿失禁が出現します。この後、数ヶ月かけて尿失禁は
徐々に減少し、最終的には5%前後の方に尿失禁が残ります。尿失禁が残っ
ても多くの場合は小さな尿取りパッドを1日数枚使用する程度で対処できま
す。
2) 腹腔鏡手術:傷が小さく、術後疼痛が少ない。また、出血量が少ないことがメ
リットとされます。デメリットとしては手術の道具を入れる腹部の孔が固定され
ているため、道具を入れる角度が固定され、手術操作に制限がかかります。開
腹手術よりも尿失禁の発生率が高いと報告している施設があります。当院で
は腹腔鏡下前立腺全摘除術は行っていません。御希望の方はこの手術経験
の多い施設に紹介します。
3 放射線治療
1) 外照射:前立腺に対する線量を多くし、直腸にできるだけ放射線がかからな
い様に患者さん毎に個別に計画をたてて治療を行います。月曜日から金曜日
まで週5日間治療し、約2ヶ月かかります。当院では70グレイの照射を行って
います。1回の治療時間は10分~15分程度であり、外来通院で治療が出来
ます。体にメスを加えなくてもすみます。欧米での治療成績は、手術療法とほ
ぼ同等と報告されています。合併症は膀胱刺激症状(頻尿、排尿困難)、放射
線性直腸炎、直腸潰瘍、尿失禁、性機能障害などがあります。治療後にPSA
が再上昇した場合(PSA再発)の治療方法が、現時点 ではホルモン療法しかな
いことがデメリットとしてあります。この治療を希望される方は当院の放射線科
で治療致します。
2) 組織内照射(小線源療法):前立腺内に放射性物質(ヨード125)を含有した長
さ約4.5mmの細長いシードを50-80個挿入し、前立腺の組織内から放射線を照
射します。PSAが10ng/ml以下、癌の悪性度を示すグリソンスコア*が6以下で
あれば手術療法と同等の治療成績であるとアメリカで報告されています。PSA
が10ng/mlを超え、グリソンスコアが7の場合は小線源単独療法では治療効果
が低くなるので放射線外照射療法を併用する必要があります。PSAが20ng/ml
を超えたり、グリソンスコアが8以上の場合は小線源療法の治療対象としては
不適当です。また、前立腺体積が大きい場合(ホルモン療法を行っても40g以下
にならない様な場合)も治療対象にはなりません。アメリカでは 10年以上の
歴史がありますが、本邦では2003年9月から開始され、まだ歴史の浅い治療
です。当院では2004年8月から開始しています。小線源療法のメリットとしては
治療期間が短い、尿失禁の発生がほとんどない、性機能が高率で温存でき
る、体への侵襲が少ないことなどがあります。デメリットとしては本邦での長期
成績が不明であること、10年以上の長期経過をした際の合併症の有無が不明
であること、術後に放射線性尿道炎による一過性の排尿障害(頻尿、排尿困
難、尿閉)や放射線性直腸炎(頻便、残便感、出血)が出現すること、治療後に
PSAが再上昇した場合(PSA再発)の治療方法が、現時点ではホルモン療法し
かないこと、臨床症状は呈しませんが刺入したシードが肺や心臓などに移動す
ることがあること、などがあります。
*グリソンスコア:前立腺癌の悪性度の指標です。2から10まであり、数値が大
きくなるほど悪性度が高くなります。
3) 内分泌療法:根治性がないことから前立腺被膜内に限局された前立腺癌に
対する治療方法としては世界的には採用されていません。しかし、中には長期
間内分泌療法の効果が持続する方もいます。現時点ではどのような方が長期
間効果の持続が期待できるかは不明です。本邦の多くの施設では(特に高齢
者に対し)広く実施されている方法なので選択肢の一つです。前立腺癌はしば
しば男性ホルモンで増殖する性質を持っています。男性ホルモンを低下させる
か、働きを抑えることで前立腺癌の増殖を抑えることができます。しかし、年月
が経過すると内分泌療法に抵抗性を持った癌細胞が再び増殖し、臨床症状を
呈する事があります。これを再燃と言います。
内分泌療法には以下の方法があります
1) 去勢術:両側の精巣(睾丸)を摘除し、男性ホルモンの分泌を断ちます。手術
や麻酔の侵襲はありますが、副作用がなく、効果が永続的です。
2) LH-RH類似様物質(注射薬):1ヶ月あるいは3ヶ月に1回の注射で男性ホル
モンの値を、去勢術を行った場合と同じレベルにまで低下できます。ほてり、発
汗など女性の更年期障害の様な症状が出現することがあります。
3) 抗男性ホルモン剤(内服薬):男性ホルモンが癌細胞に取り込まれるのを抑え
る薬です。去勢術あるいはLH-RH類似様物質と併用される事が多いのですが,
単独で投与する場合もあります。肝機能障害や乳房痛などの症状が出現する
ことがあります。
4) 女性ホルモン剤(内服、注射):男性ホルモンを抑制します。前立腺癌に対す
る直接効果もあると言われています。血液が固まりやすくなり、血栓症や心筋
梗塞、脳梗塞の合併症が発生する可能性がありますので抗凝固剤を併用しま
7.進行前立腺癌と診断された場合
1 前立腺被膜外浸潤を有する場合:内分泌療法が基本になります。画像診断上,
骨転移がない場合は前立腺と骨盤内のリンパ節へ放射線外照射療法を行う事
も選択肢の一つになると思います。施設によっては内分泌療法後に手術を行っ
ているところもあるようですが、議論のあるところです。
2 全身骨転移を有する場合:内分泌療法を行う事になります。治療を行っている
間に内分泌療法が無効になった場合、現時点で明らかなメリットのある治療方
法はありません。最近、新規抗癌剤(タキサン系抗癌剤)が進行前立腺癌の予後
改善に寄与したとの報告がありました。場合によっては新規抗癌剤治療も選択
肢の一つになるかもしれません。
進行癌では疼痛など様々な問題が起こりえます。また,動けなくなることもあります。
骨転移によって痛みが出現した場合、疼痛コントロールが重要になります。疼痛をコ
ントロールするために鎮痛剤の投与や疼痛を惹起している部分に放射線を照射する
こともあります。
血液とは
血液は体重の約1/13を占め、体重50kgのヒトで約4リットル有り、心臓のポンプ作用で全身の組織に送られ細胞に酸素や栄養を送り、細胞からの老廃物を運び出す役目をしています。
血液は血漿と呼ばれる水の部分と血漿中に浮遊している血球で構成され、血球には赤血球、白血球および血小板の3種があります。
その寿命は赤血球が約120日、白血球(顆粒球)が6~8時間、血小板が7~10日で、何れも骨髄中で持続的に産生され常に新しいものと置き換わると共に赤血球は1mm3の血液中に約450万個、白血球は5000個そして血小板は15万個と一定に調節されています(造血)。
いずれの血球も一種類の細胞(造血幹細胞)に起源を発しています。
細胞内には遺伝子という細胞の形や働きに関するすべての情報が記録されている設計図のような部分があり、この遺伝子が正確に働いて細胞の分化、増殖を適切にコントロールしているのです。
その調節機構が破綻し、無制限に血球が増加する病気を白血病といいます。
即ち、白血病には白血球が増加する病気だけではなく、赤血球や血小板が増加するものもあるのです。
また細胞分化のいずれの部分で癌化が起こるかで、腫瘍細胞の性格は異なりリンパ腫にもなります(図1)。
白血病の特徴は採血のみで体内の腫瘍細胞が観察できることです。
故に、白血球増加や汎血球減少などの血液異常を認め、末梢血白血球中に芽球(blast)と呼ばれる異常細胞を認めた場合、かなり強く白血病が疑われます。
確定診断は骨髄穿刺を行い骨髄中の白血病細胞を見て行います。
白血病のタイプは特殊染色を行ったり、白血病細胞表面の糖タンパクを抗体を用い検索したり、白血病細胞を短期間培養して染色体分析を行ったりして決定します。
慢性骨髄性白血病では末梢血白血球数は著しく増加します。
慢性骨髄性白血病の癌化は急性白血病と比べかなり未分化な段階において起こり、白血病の因子は白血球のみでなく、赤血球、血小板にも存在します。
また、分化能を有し、成熟白血球のみでなく赤血球?血小板へと分化します。
一方、急性白血病細胞は慢性骨髄性白血病より分化した段階で癌化し、分化能はなく、芽球という幼若な形態の細胞で増殖のみを行います。
故に、慢性骨髄性白血病の末梢血は著しい白血球増加(時に10万以上)のみならず、赤血球や血小板の増加も認めます。
また、慢性骨髄性白血病は染色体分析でフィラデルフィア染色体という特徴的な染色体異常を有し、これが確定診断の最も有力な所見となります。
また?同染色体内の遺伝子異常(BCR-ABL融合遺伝子)も既に解明されており、これの種々の方法で解析することにより、末梢血や骨髄中にどれ位の白血病細胞が残存しているか見ることも可能です。
慢性白血病慢性期では症状はなく、健康診断や偶然に行った血液検査で発見されることが多いようです。
しかし、急性転化や急性転化への移行期では発熱などの症状を伴います。
病気が進行すると、急性白血病と同様の症状を伴うことも有ります。
急性白血病は早い経過を取り、未治療の場合発病より数ヶ月以内に死亡します。
症状は骨髄中で白血病細胞が増加するため正常血球の産生が抑制され起こります。
赤血球が減少するためしょうじる労作時の息切れなどの貧血症状、正常白血球が減少するための易感染性(原因不明の発熱)、血小板が減少するための出血傾向が主な症状です。
また、白血病細胞の脾臓?肝臓?リンパ節などへの直接の浸潤によりこれらの臓器は腫大します。
急性前骨髄球性白血病では凝固、線溶の異常を認め、著明な出血症状を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)を合併します。白血病の治療方法の主体は抗癌剤による化学療法です。治療法は急性と慢性で異なります。
(急性白血病の治療)
急性白血病治療の目標は体内に存在する白血病細胞をすべて根絶すること(total cell killing)、すなわち最終的には治癒を目指しています。
急性白血病の発症時体内には通常約10*12乗個の白血病細胞があります。
化学療法の第一目標はこれを10*8乗個以下に減少させることです。
10*8乗個以下となった場合、通常の顕微鏡で骨髄中の白血病細胞を発見することが困難となります。
この状態を完全寛解といいます。
完全寛解まで骨髄中の白血病細胞が減少すると正常の造血が回復、末梢血は正常化します。
この最初に行う治療法を寛解導入療法といいます。
しかし、完全寛解の状態でも体内にはかなりの白血病細胞が残存し、放置すると再増殖するため、その後地固め療法、維持強化療法を行い、順次白血病細胞数を減少させ、最終的には白血病細胞の根絶を目指します。
骨髄性とリンパ性の急性白血病で有効な抗癌剤が異なるため使用する薬剤は異なりますが?基本的な治療方針は同様です(図2)。
(慢性白血病の治療)
慢性骨髄性白血病の治療は急性骨髄性白血病と異なり、治癒を目指す最も有効な治療法は造血幹細胞移植しかありません。慢性骨髄性白血病(慢性期)の化学療法は体内の白血病細胞の数をコ
脳腫瘍最新治療
ントロールし、日常生活に支障のないようにするのが目標です。また、インターフェロン療法は、白血病細胞を減少させ、急性転化を起こすのを遅らせるといわれています。最近開発された慢性骨髄性白血病に対する治療薬(STI571)はほぼ全例で血液学的効果、かなりの例で染色体異常の
脳腫瘍最新治療
減少、消失を認め画期的な治療薬として本邦でも期待されています。しかし、長期的な効果などについてはまだ不明です。
慢性骨髄性白血病(急性転化期および移行期)の治療は急性白血病の治療に準じ、リンパ性と骨
脳腫瘍最新治療
髄性で使用する薬剤が異なります。
造血幹細胞移植(骨髄移植)とは?
白血病は治癒も可能な非常に抗腫瘍剤に対する感受性の高い癌です。
故に、抗腫瘍剤の投与量を増やせば増やすほど白血病細胞を減らすことが出来ます。
脳腫瘍最新治療
しかし、限度を超えると白血病細胞のみではなく残存している正常の血液細胞も影響を受け、治療後骨髄は血液を作ることが出来なくなってしまいます。
このように、正常細胞を含め白血病細胞をほぼ全滅させ、その後、保存しておいた自己や他人(同
脳腫瘍最新治療
種)の造血幹細胞を体に入れ、造血機構を再構築する手技を造血幹細胞移植といいます。
造血幹細胞移植は幹細胞のソースにより自家(自分の幹細胞を移植前に採取保存しておく)、同系(一卵性双生児の兄弟より幹細胞を採取)および同種(白血球の型、HLAが一致した他人の
脳腫瘍最新治療
幹細胞を使用する)の3種類があります。
また、幹細胞の採取法により末梢血より採取する末梢血幹細胞移植、手術室で全身麻酔下にて骨髄に針を刺して採取する骨髄移植があります。
脳腫瘍最新治療
急性白血病の一部や慢性白血病は造血幹細胞移植の適応です。
完全寛解時でも骨髄や末梢血中にはごく少数白血病細胞が残存しており、自家造血幹細胞移植では免疫機能が働かず再発の危険性が有ります。
脳腫瘍最新治療
一方、同種(他人)の骨髄を入れた場合、生着した幹細胞が造血を行うとともに、白血病細胞に対する免疫反応を起こし、残存腫瘍細胞を排除します(GVL効果)。
故に、骨髄移植(同種骨髄移植)は非常に強力な化学療法であると共に、免疫療法でもあります。
2010年10月1日金曜日
脳腫瘍小児
1)外科療法
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。
(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。
(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。
(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。
(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。
2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。
3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。
治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。
新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。
これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。
7.病期(ステージ)別治療
I期
手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。
手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。
このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。
手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。
このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。
初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験
最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
(3)放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。
悪性リンパ腫という病名は、さまざまなリンパ系組織のがんを大きくまとめて呼ぶ名前で、その中に含まれる個々の疾患の臨床経過や治療反応性、あるいは予後は大きく異なります。ですから、自分にとって最適な治療を選択するためには、?悪性リンパ腫の中のどのような病型(タイプ)ですか??と、まずは医師に質問することが重要です。
I期
I期の治療法は以下になります:
middot;臨床経過観察。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;外照射。
middot;組織内照射。
middot;高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期
II期の治療法は以下になります:
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;ホルモン療法併用または非併用する外照射。
middot;組織内照射。
middot;ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期
III期の治療法は以下になります:
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;ホルモン療法。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期
IV期の治療法は以下になります:
middot;ホルモン療法。
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;臨床経過観察。
middot;睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
脳腫瘍小児
再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります:
middot;放射線療法。
脳腫瘍小児
middot;放射線療法を受けた患者さんに前立腺摘除術を行います。
middot;ホルモン療法。
middot;骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム89
脳腫瘍小児
などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
脳腫瘍小児
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
脳腫瘍小児
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。
脳腫瘍小児
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺が
脳腫瘍小児
んに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率7
脳腫瘍小児
8%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。
(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。
(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。
(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。
(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。
2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。
3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。
治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。
新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。
これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。
7.病期(ステージ)別治療
I期
手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。
手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。
このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。
手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。
このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。
初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験
最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
(3)放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。
悪性リンパ腫という病名は、さまざまなリンパ系組織のがんを大きくまとめて呼ぶ名前で、その中に含まれる個々の疾患の臨床経過や治療反応性、あるいは予後は大きく異なります。ですから、自分にとって最適な治療を選択するためには、?悪性リンパ腫の中のどのような病型(タイプ)ですか??と、まずは医師に質問することが重要です。
I期
I期の治療法は以下になります:
middot;臨床経過観察。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;外照射。
middot;組織内照射。
middot;高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期
II期の治療法は以下になります:
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;ホルモン療法併用または非併用する外照射。
middot;組織内照射。
middot;ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期
III期の治療法は以下になります:
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;ホルモン療法。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期
IV期の治療法は以下になります:
middot;ホルモン療法。
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;臨床経過観察。
middot;睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
脳腫瘍小児
再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります:
middot;放射線療法。
脳腫瘍小児
middot;放射線療法を受けた患者さんに前立腺摘除術を行います。
middot;ホルモン療法。
middot;骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム89
脳腫瘍小児
などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
脳腫瘍小児
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
脳腫瘍小児
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。
脳腫瘍小児
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺が
脳腫瘍小児
んに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率7
脳腫瘍小児
8%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
脳腫瘍グリオーマ
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(結腸がんの腹腔鏡手術)
内視鏡的治療が困難な大きな腺腫や浸潤傾向の少ない早期大腸がんが対象となります。腸管の部分切除や腫瘍周囲のリンパ節の郭清を行います。手術時間はやや長くなりますが、、4~5cm程度の傷口で切除が可能ですので、術後の疼痛も少なく、術後7日前後で退院できるなど負担の少ない手術です。
腹腔鏡手術は開腹手術と比較してある程度経験が必要であるため、手術前に医師に経験があるのか確認したほうがよいでしょう。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの自律神経温存術)
直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には男性では前立腺や精嚢、膀胱が、女性では膀胱との間に膣や子宮があります。骨盤内にある自律神経という細い神経繊維によって排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能が調節されています。
進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、病巣の広がりにより周囲臓器や神経に浸潤をしている場合には機能を犠牲にしても浸潤臓器や神経の合併切除が必要となります。直腸がんの手術には病巣の場所や病巣の広がりに応じたさまざまな手術法があります。
自律神経温存術は下腹部と骨盤内にある自律神経によって、排尿機能や性機能は調節されています。この自律神経を完全に温存することにより手術前と変わらない機能を維持することが期待できます。自律神経を手術中に確認しながら進行度に応じて自律神経の温存をします。大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの肛門括約筋温存術)
進行した直腸がんの手術では、以前は肛門括約筋を切除して人工肛門が必要となるケースがほとんどを占めていましたが、最近では直腸がんの8割は人工肛門を避ける手術ができるようになりました。肛門括約筋にがんの浸潤がなければ自然肛門を温存することが可能です。
ただし、直腸は肛門の直前で便をためておく役割を持っており、直腸を切除すると便をためておくことができなくなります。そのため排便回数が増える頻便がおこるようになります。
この手術と自律神経温存術を併用すれば、術後の機能障害をかなり軽減することが可能となりました。しかし、高齢者の場合、無理に肛門を残すと術後の頻便などのため逆効果になることもあります。したがって、手術法と病期の進行度を正確に説明し、年齢、社会的な活動性、本人や家族の希望などを考慮にいれ、総合的に術式を決定することが肝要です。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの局所切除)
肛門や肛門近くの直腸腫瘍に対して開腹手術ではなく局所切除を行います。手術侵襲が少なく自然肛門が温存できます。大きな腺腫や粘膜内がん、浸潤がんでも浸潤傾向の少ないもの(浸潤の程度や病巣先進部の組織型、脈管侵襲などを調べて決めます)が対象です。肛門から切除する場合(経肛門的局所切除と呼びます)とお尻から骨盤の骨の横を切って直腸を切除する場合(経仙骨的局所切除)があります。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの直腸切断術-人工肛門)
肛門や肛門に近い直腸に発生した浸潤がんでは、病巣を残さずきれいに切除するために自然肛門を切除して人工肛門を造設する手術を行う必要があります。 また高齢者では肛門括約筋の筋力が低下しており、無理をして肛門括約筋温存術を採用した場合、 術後の排便コントロールが難しい場合もあるため、人工肛門による排便管理が勧められることがあります。
大腸がん(大腸癌)の治療-放射線療法
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。日本では大腸がん(大腸癌)の場合、放射線療法はあまり行われていません。 切除範囲の狭い欧米では直腸がん手術の前後に放射線療法が行われています。 また、骨転移や骨盤内再発の痛みに対しては、症状を緩和する目的で放射線療法がしばしば行われます。
がんが大きい場合に手術前に放射線療法を行い、がんを小さくしてから手術を行う場合もあります。これを術前照射といいます。
放射線治療の問題点としては大腸がん(大腸癌)は分化度の比較的高い腺癌であり放射線感受性が低いこと、さらに小腸など放射線感受性の高い臓器に囲まれていることにより十分な線量を腫瘍に照射できないことが挙げられます。
正常な細胞に放射線が照射されると正常な細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくるものとがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。
大腸がん(大腸癌)の治療-化学療法(抗がん剤)
大腸がんの遠隔転移などのために外科療法で切除しきれない場合や、手術後にがんが再発した場合には化学療法(抗がん剤)による治療を行います。 リンパ節転移や遠隔転移があった場合、手術時にがんを残さずきれいに取ったとしても再発の心配があるため再発予防で抗がん剤治療が行われることもあります。
術後の再発を予防する目的で行われる抗がん剤治療を補助化学療法と呼びます。 大腸がんの補助化学療法の効果を確かめる研究は過去に多数行われてきましたが、現時点では十分な効果が確認された研究はありません。 標準治療とよべる補助化学療法はなく、内外の研究結果や、経験、感触を頼りに治療しているのが現状であり、再発予防になるという科学的データはないということです。
また大腸がん(大腸癌)が遠隔転移や再発した場合には「一時的に腫瘍を縮小させる」や「がんの進行を遅らせる」 ことを目的として抗がん剤が使用されます。予防的投与よりより多量になるため、副作用も強くなるため十分な注意が必要となります。
大腸がん(大腸癌)は肝臓に転移しやすいのですが、その場合副作用を軽くするために肝動脈にカテーテルと呼ばれる細い管を通して抗がん剤を注入する、肝動脈動注化学療法が行われます。
化学療法を薦められた場合には、「使用する抗がん剤名」、「なぜ抗がん剤の投与が必要なのか(使用目的)」、「投与方法と投与期間」、「治療の副作用にはどのようなことが考えられるか」などについて担当医に最低限確認してください。
担当医が十分に質問に答えてくれない場合には、セカンド?オピニオンを求めることをお勧めいたします。
現在、大腸がんに対して主に使用されている抗がん剤には5-FU(5-フルオロウラシル)系、CPT-11「塩酸イリノテカン(カンプト、トポテシン)」、MMC(マイトマイシンC)などがあります。また、5-FUの抗腫瘍効果を高めるロイコボリンを使用することがあります。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすいため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。
治癒の目安
大腸がん(大腸癌)の場合、転移によるがんの再発は、ほとんどが5年以内に起こります。したがって、大腸がんの治療後5年間がんが見つからなければ、ほぼ治癒したと考えてよいといえます。
血液は3種類の血球(赤血球、白血球、血小板)と液体成分の血漿(けっしょう)でできています。血球は全て造血幹細胞とよばれるさまざまな血球に分化?成熟していく機能を持つ細胞から造られます。造血幹細胞は主に骨髄にあります。
白血病とはこの造血幹細胞ががん化して無制限に増殖してしまう悪性腫瘍です。
白血病は一般的に臨床経過または検査所見により急性白血病と慢性白血病に分類されます。さらに白血病細胞の種類により骨髄性とリンパ性に分類されます。他に骨髄でがん化した不完全な血球しか作ることができなくなってしまう骨髄異型性症候群という病気があります。
つまり一言で白血病と言いますが、白血病は実際には急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病に分類され、他に白血病の前段階である骨髄異形成症候群という病気があるということになります。
急性骨髄性白血病/急性リンパ性白血病
急性白血病になると骨髄で造られる造血幹細胞ががん化し骨髄ががん化した白血病細胞のみで占められてしまい正常な血液細胞がほとんど造られなくなり、血管中にも流出するようになります。
そのため全身の血液でも白血球、赤血球、血小板が減少してきます。骨髄では白血病細胞が充満してしまいます。
急性白血病は早期に発見されれば治癒する可能性は高いのですが、経過が急激であるため発見が遅れると急速に進展してしまいます。
骨髄性白血病とリンパ性白血病の割合は小児では1:4でリンパ性が多く、成人では4:1で骨髄性白血病が多く見られます。
急性骨髄性白血病?急性リンパ性白血病の症状
急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病の症状は、正常な血液細胞が造られないために起こる症状と、白血病細胞が異常増殖するために現れる症状があります。
正常な白血球は細菌やウイルスが体内に侵入した際にそれを排除する免疫の役割をもつ細胞です。急性白血病により白血球が減少することで感染症にかかりやすくなったり、原因不明の発熱が起こることがあります。
正常な赤血球は全身に酸素を運ぶ働きをします。そのため急性白血病により赤血球が減少することで、動悸、息切れ、全身の倦怠感、顔面蒼白などの貧血症状が現れます。
血小板は出血を止める機能を持っています。急性白血病により血小板が減少すると歯茎や鼻から出血したり、出血斑ができたり、青あざができやすくなります。
白血病細胞が増えたために起こる症状としては、脾臓や肝臓が腫れてお腹が張ったり、腰が痛くなったり、骨や関節の痛みが出たり、歯肉が腫れたり、頭痛や吐き気が起こることがあります。
急性骨髄性白血病?急性リンパ性白血病の診断
白血病が疑われる場合には、まず血液検査を行い各種血液細胞を数え、異常細胞の有無をチェックします。血液検査の結果が正常ではなかった場合はさらに骨髄穿刺(こつずいせんし)が必要になります。
骨髄穿刺とは、胸骨または腰骨に太い針を刺して骨の中心部分から骨髄液をとり、白血病細胞の有無を顕微鏡で調べるとともに骨髄性の白血病なのか、リンパ性の白血病なのか等の確定診断を行います。
さらに染色体検査や遺伝子検査、表面マーカーといった白血病細胞の特徴をさらにはっきり
させる検査を行います。
これは、白血病のタイプによって治療方法が異なるためです。
急性骨髄性白血病?急性リンパ性白血病の治療
治療方法を決めるにあたり
白血病の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的
に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに白血病の治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が
異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
急性白血病に対する治療の主体は化学療法(抗がん剤)になります。他に放射線療法や造血幹細胞移植療法が行われることもあります。
急性骨髄性白血病及び急性リンパ性白血病にはがんの拡がりを示す病期という考えがありません。また急性白血病の診断時にはすでに全身性の疾患であるため治療の選択において放射
線療法といった局所的な治療だけが行われることもありません。
急性白血病の治療の選択の際には以下に示す病気の時期が関連します。
大腸がん(大腸癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに大腸がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
大腸がん(大腸癌)の治療には、外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法があり、がんのある場所、進み具合(病期:ステージ。下記表参照)、患者さんの体力、健康状態などから判断して治療法が選択されます。
大腸壁は胃壁と同様、5つの層に分けられ、最も内側が粘膜、中心部分が、腸を動かす筋肉、そして最も外側が漿膜と呼ばれています。具体的には<粘膜>、<粘膜下層>、<固有筋層>、<漿膜下層>、<漿膜>の5層です。
大腸がんの進行はこれら5層のどの部分に達しているかで分類されます。分類方法には下記の方法があります。早期大腸がんは粘膜下層までにとどまっている状態になります。
デュークス分類デュークスA大腸がんが大腸壁内にとどまるもの
デュークスB大腸がんが大腸壁を貫いているがリンパ節転移は無し
デュークスCリンパ節転移ありデュークスD
肝、肺、腹膜など遠隔臓器へ転移があるもの
デュークス分類は国際的に用いられている大腸がんの分類です。
ステージ分類0期大腸がんが粘膜にとどまるものI期大腸がんが大腸壁にとどまるもの
II期がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器に及んでいないもの
III期がんが隣接臓器に浸潤(拡がること)しているか、リンパ節転移があるもの
IV期肝、肺、腹膜など遠隔臓器へ転移があるもの
ステージ分類は日本で用いられている大腸がんの分類方法です。
大腸がん(大腸癌)の治療-内視鏡的治療
リンパ節転移の可能性がほとんどないと考えられる早期大腸がんは開腹手術をせずに内視鏡を使ってがんを切除する「内視鏡的粘膜切除術」が可能です。開腹しないため患者さんの負担が少なく、場合によっては数日間の入院が必要となることもありますが、外来で治療が行
脳腫瘍グリオーマ
われることが多い治療方法です。
茎があるがんは切除しやすいのですが、茎が10mm以上あると切離断端よりの出血に注意が必
脳腫瘍グリオーマ
要です。平坦ながんの場合は、粘膜下に液を注入し浮き上がらせて切除します。
切除した組織は顕微鏡を使って病理検査し、がんがどこまで達しているかを調べます。がん
脳腫瘍グリオーマ
が粘膜だけに限局していればそれで根治切除されたことになりますが、粘膜下にがんがあれば、リンパ節に転移していることがありますので開腹手術による腸の切除とリンパ節切除が
脳腫瘍グリオーマ
必要になります。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(結腸がんの開腹手術)
脳腫瘍グリオーマ
結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)のがんの手術は、病巣と共に口側と肛門側の腸管を10cmほど離して切除します。 同時に周囲のリンパ節の切除(リンパ節郭清
脳腫瘍グリオーマ
と呼びます)を行います。
リンパ節郭清は、腺腫や粘膜内がんでは必要ありません。また、浸潤している大腸がんでも
脳腫瘍グリオーマ
浸潤の程度がほんのわずかでリンパ節転移の危険因子(病巣先進部の組織型や脈管侵襲などを調べて決めます)がなければ必要ありません。しかし、大半の大腸がん(大腸癌)では病
脳腫瘍グリオーマ
巣周囲のリンパ節郭清が必要です。
切除する結腸の量が多くても、術後の消化?吸収等の機能障害はほとんどおこりません。
内視鏡的治療が困難な大きな腺腫や浸潤傾向の少ない早期大腸がんが対象となります。腸管の部分切除や腫瘍周囲のリンパ節の郭清を行います。手術時間はやや長くなりますが、、4~5cm程度の傷口で切除が可能ですので、術後の疼痛も少なく、術後7日前後で退院できるなど負担の少ない手術です。
腹腔鏡手術は開腹手術と比較してある程度経験が必要であるため、手術前に医師に経験があるのか確認したほうがよいでしょう。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの自律神経温存術)
直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には男性では前立腺や精嚢、膀胱が、女性では膀胱との間に膣や子宮があります。骨盤内にある自律神経という細い神経繊維によって排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能が調節されています。
進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、病巣の広がりにより周囲臓器や神経に浸潤をしている場合には機能を犠牲にしても浸潤臓器や神経の合併切除が必要となります。直腸がんの手術には病巣の場所や病巣の広がりに応じたさまざまな手術法があります。
自律神経温存術は下腹部と骨盤内にある自律神経によって、排尿機能や性機能は調節されています。この自律神経を完全に温存することにより手術前と変わらない機能を維持することが期待できます。自律神経を手術中に確認しながら進行度に応じて自律神経の温存をします。大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの肛門括約筋温存術)
進行した直腸がんの手術では、以前は肛門括約筋を切除して人工肛門が必要となるケースがほとんどを占めていましたが、最近では直腸がんの8割は人工肛門を避ける手術ができるようになりました。肛門括約筋にがんの浸潤がなければ自然肛門を温存することが可能です。
ただし、直腸は肛門の直前で便をためておく役割を持っており、直腸を切除すると便をためておくことができなくなります。そのため排便回数が増える頻便がおこるようになります。
この手術と自律神経温存術を併用すれば、術後の機能障害をかなり軽減することが可能となりました。しかし、高齢者の場合、無理に肛門を残すと術後の頻便などのため逆効果になることもあります。したがって、手術法と病期の進行度を正確に説明し、年齢、社会的な活動性、本人や家族の希望などを考慮にいれ、総合的に術式を決定することが肝要です。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの局所切除)
肛門や肛門近くの直腸腫瘍に対して開腹手術ではなく局所切除を行います。手術侵襲が少なく自然肛門が温存できます。大きな腺腫や粘膜内がん、浸潤がんでも浸潤傾向の少ないもの(浸潤の程度や病巣先進部の組織型、脈管侵襲などを調べて決めます)が対象です。肛門から切除する場合(経肛門的局所切除と呼びます)とお尻から骨盤の骨の横を切って直腸を切除する場合(経仙骨的局所切除)があります。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(直腸がんの直腸切断術-人工肛門)
肛門や肛門に近い直腸に発生した浸潤がんでは、病巣を残さずきれいに切除するために自然肛門を切除して人工肛門を造設する手術を行う必要があります。 また高齢者では肛門括約筋の筋力が低下しており、無理をして肛門括約筋温存術を採用した場合、 術後の排便コントロールが難しい場合もあるため、人工肛門による排便管理が勧められることがあります。
大腸がん(大腸癌)の治療-放射線療法
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。日本では大腸がん(大腸癌)の場合、放射線療法はあまり行われていません。 切除範囲の狭い欧米では直腸がん手術の前後に放射線療法が行われています。 また、骨転移や骨盤内再発の痛みに対しては、症状を緩和する目的で放射線療法がしばしば行われます。
がんが大きい場合に手術前に放射線療法を行い、がんを小さくしてから手術を行う場合もあります。これを術前照射といいます。
放射線治療の問題点としては大腸がん(大腸癌)は分化度の比較的高い腺癌であり放射線感受性が低いこと、さらに小腸など放射線感受性の高い臓器に囲まれていることにより十分な線量を腫瘍に照射できないことが挙げられます。
正常な細胞に放射線が照射されると正常な細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくるものとがあります。
放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。
大腸がん(大腸癌)の治療-化学療法(抗がん剤)
大腸がんの遠隔転移などのために外科療法で切除しきれない場合や、手術後にがんが再発した場合には化学療法(抗がん剤)による治療を行います。 リンパ節転移や遠隔転移があった場合、手術時にがんを残さずきれいに取ったとしても再発の心配があるため再発予防で抗がん剤治療が行われることもあります。
術後の再発を予防する目的で行われる抗がん剤治療を補助化学療法と呼びます。 大腸がんの補助化学療法の効果を確かめる研究は過去に多数行われてきましたが、現時点では十分な効果が確認された研究はありません。 標準治療とよべる補助化学療法はなく、内外の研究結果や、経験、感触を頼りに治療しているのが現状であり、再発予防になるという科学的データはないということです。
また大腸がん(大腸癌)が遠隔転移や再発した場合には「一時的に腫瘍を縮小させる」や「がんの進行を遅らせる」 ことを目的として抗がん剤が使用されます。予防的投与よりより多量になるため、副作用も強くなるため十分な注意が必要となります。
大腸がん(大腸癌)は肝臓に転移しやすいのですが、その場合副作用を軽くするために肝動脈にカテーテルと呼ばれる細い管を通して抗がん剤を注入する、肝動脈動注化学療法が行われます。
化学療法を薦められた場合には、「使用する抗がん剤名」、「なぜ抗がん剤の投与が必要なのか(使用目的)」、「投与方法と投与期間」、「治療の副作用にはどのようなことが考えられるか」などについて担当医に最低限確認してください。
担当医が十分に質問に答えてくれない場合には、セカンド?オピニオンを求めることをお勧めいたします。
現在、大腸がんに対して主に使用されている抗がん剤には5-FU(5-フルオロウラシル)系、CPT-11「塩酸イリノテカン(カンプト、トポテシン)」、MMC(マイトマイシンC)などがあります。また、5-FUの抗腫瘍効果を高めるロイコボリンを使用することがあります。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすいため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。
治癒の目安
大腸がん(大腸癌)の場合、転移によるがんの再発は、ほとんどが5年以内に起こります。したがって、大腸がんの治療後5年間がんが見つからなければ、ほぼ治癒したと考えてよいといえます。
血液は3種類の血球(赤血球、白血球、血小板)と液体成分の血漿(けっしょう)でできています。血球は全て造血幹細胞とよばれるさまざまな血球に分化?成熟していく機能を持つ細胞から造られます。造血幹細胞は主に骨髄にあります。
白血病とはこの造血幹細胞ががん化して無制限に増殖してしまう悪性腫瘍です。
白血病は一般的に臨床経過または検査所見により急性白血病と慢性白血病に分類されます。さらに白血病細胞の種類により骨髄性とリンパ性に分類されます。他に骨髄でがん化した不完全な血球しか作ることができなくなってしまう骨髄異型性症候群という病気があります。
つまり一言で白血病と言いますが、白血病は実際には急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病に分類され、他に白血病の前段階である骨髄異形成症候群という病気があるということになります。
急性骨髄性白血病/急性リンパ性白血病
急性白血病になると骨髄で造られる造血幹細胞ががん化し骨髄ががん化した白血病細胞のみで占められてしまい正常な血液細胞がほとんど造られなくなり、血管中にも流出するようになります。
そのため全身の血液でも白血球、赤血球、血小板が減少してきます。骨髄では白血病細胞が充満してしまいます。
急性白血病は早期に発見されれば治癒する可能性は高いのですが、経過が急激であるため発見が遅れると急速に進展してしまいます。
骨髄性白血病とリンパ性白血病の割合は小児では1:4でリンパ性が多く、成人では4:1で骨髄性白血病が多く見られます。
急性骨髄性白血病?急性リンパ性白血病の症状
急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病の症状は、正常な血液細胞が造られないために起こる症状と、白血病細胞が異常増殖するために現れる症状があります。
正常な白血球は細菌やウイルスが体内に侵入した際にそれを排除する免疫の役割をもつ細胞です。急性白血病により白血球が減少することで感染症にかかりやすくなったり、原因不明の発熱が起こることがあります。
正常な赤血球は全身に酸素を運ぶ働きをします。そのため急性白血病により赤血球が減少することで、動悸、息切れ、全身の倦怠感、顔面蒼白などの貧血症状が現れます。
血小板は出血を止める機能を持っています。急性白血病により血小板が減少すると歯茎や鼻から出血したり、出血斑ができたり、青あざができやすくなります。
白血病細胞が増えたために起こる症状としては、脾臓や肝臓が腫れてお腹が張ったり、腰が痛くなったり、骨や関節の痛みが出たり、歯肉が腫れたり、頭痛や吐き気が起こることがあります。
急性骨髄性白血病?急性リンパ性白血病の診断
白血病が疑われる場合には、まず血液検査を行い各種血液細胞を数え、異常細胞の有無をチェックします。血液検査の結果が正常ではなかった場合はさらに骨髄穿刺(こつずいせんし)が必要になります。
骨髄穿刺とは、胸骨または腰骨に太い針を刺して骨の中心部分から骨髄液をとり、白血病細胞の有無を顕微鏡で調べるとともに骨髄性の白血病なのか、リンパ性の白血病なのか等の確定診断を行います。
さらに染色体検査や遺伝子検査、表面マーカーといった白血病細胞の特徴をさらにはっきり
させる検査を行います。
これは、白血病のタイプによって治療方法が異なるためです。
急性骨髄性白血病?急性リンパ性白血病の治療
治療方法を決めるにあたり
白血病の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的
に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに白血病の治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が
異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
急性白血病に対する治療の主体は化学療法(抗がん剤)になります。他に放射線療法や造血幹細胞移植療法が行われることもあります。
急性骨髄性白血病及び急性リンパ性白血病にはがんの拡がりを示す病期という考えがありません。また急性白血病の診断時にはすでに全身性の疾患であるため治療の選択において放射
線療法といった局所的な治療だけが行われることもありません。
急性白血病の治療の選択の際には以下に示す病気の時期が関連します。
大腸がん(大腸癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに大腸がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
大腸がん(大腸癌)の治療には、外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法があり、がんのある場所、進み具合(病期:ステージ。下記表参照)、患者さんの体力、健康状態などから判断して治療法が選択されます。
大腸壁は胃壁と同様、5つの層に分けられ、最も内側が粘膜、中心部分が、腸を動かす筋肉、そして最も外側が漿膜と呼ばれています。具体的には<粘膜>、<粘膜下層>、<固有筋層>、<漿膜下層>、<漿膜>の5層です。
大腸がんの進行はこれら5層のどの部分に達しているかで分類されます。分類方法には下記の方法があります。早期大腸がんは粘膜下層までにとどまっている状態になります。
デュークス分類デュークスA大腸がんが大腸壁内にとどまるもの
デュークスB大腸がんが大腸壁を貫いているがリンパ節転移は無し
デュークスCリンパ節転移ありデュークスD
肝、肺、腹膜など遠隔臓器へ転移があるもの
デュークス分類は国際的に用いられている大腸がんの分類です。
ステージ分類0期大腸がんが粘膜にとどまるものI期大腸がんが大腸壁にとどまるもの
II期がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器に及んでいないもの
III期がんが隣接臓器に浸潤(拡がること)しているか、リンパ節転移があるもの
IV期肝、肺、腹膜など遠隔臓器へ転移があるもの
ステージ分類は日本で用いられている大腸がんの分類方法です。
大腸がん(大腸癌)の治療-内視鏡的治療
リンパ節転移の可能性がほとんどないと考えられる早期大腸がんは開腹手術をせずに内視鏡を使ってがんを切除する「内視鏡的粘膜切除術」が可能です。開腹しないため患者さんの負担が少なく、場合によっては数日間の入院が必要となることもありますが、外来で治療が行
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われることが多い治療方法です。
茎があるがんは切除しやすいのですが、茎が10mm以上あると切離断端よりの出血に注意が必
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要です。平坦ながんの場合は、粘膜下に液を注入し浮き上がらせて切除します。
切除した組織は顕微鏡を使って病理検査し、がんがどこまで達しているかを調べます。がん
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が粘膜だけに限局していればそれで根治切除されたことになりますが、粘膜下にがんがあれば、リンパ節に転移していることがありますので開腹手術による腸の切除とリンパ節切除が
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必要になります。
大腸がん(大腸癌)の治療-外科手術(結腸がんの開腹手術)
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結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)のがんの手術は、病巣と共に口側と肛門側の腸管を10cmほど離して切除します。 同時に周囲のリンパ節の切除(リンパ節郭清
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と呼びます)を行います。
リンパ節郭清は、腺腫や粘膜内がんでは必要ありません。また、浸潤している大腸がんでも
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浸潤の程度がほんのわずかでリンパ節転移の危険因子(病巣先進部の組織型や脈管侵襲などを調べて決めます)がなければ必要ありません。しかし、大半の大腸がん(大腸癌)では病
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巣周囲のリンパ節郭清が必要です。
切除する結腸の量が多くても、術後の消化?吸収等の機能障害はほとんどおこりません。
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